ブログ筋トレ

           

2021/09/02

TOC

全体最適思考

たくさんの仕事を抱えていることと、マルチタスクは違う! 〜仕事が早い人の共通点とは?〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、平均値という言葉に騙されないように、その注意点を書いてみました。


昨日のブログは、こちらです。

平均値のカラクリ・・


平均プライスを、1,000円以上にする。


それは、1,000円以上で販売をすることとイコールではありません。


平均とは、最後に【数量】で割り算をするのですから、1つひとつの販売価格が1,000円以上である必要はありません。


そんなこと、言われなくても分かる・・


という声も聞こえてきそうですが、私たちは、実は、こういった勘違いをしていることが往々にしてあるのです。


しかも、勘違いですから・・


言われるまで、気がつきません。


如何でしょうか?


2,000円で1つ。そして、100円で1つ。


この2つの販売価格の平均値は、1,050円です。


もちろん、1,050円で2つを販売しても、その平均値は、1,050円です。


どちらも、平均プライス1,000円以上を満たしていますよね。


なので、兎にも角にも、上司からの指示には応えていることになります。


はたして、その平均値が何を意味するのか・・


これは、別問題ですので、またの機会に書いてみたいと思います。


それでは、今日のブログです。



たくさんの仕事を抱えていることと、マルチタスクは違う! 〜仕事が早い人の共通点とは?〜

今日は、TOC(Theory of Constraints、制約条件の理論)のインストラクターとして、日々、考えていることの1つについて書いてみます。


※TOCにつきましては、こちらのブログをご覧下さい。

清水式TOC(制約条件の理論)研修のすすめ 〜【全部】を見ることと【全体】を見ることは違う〜


それは、忙しくしていることと、結果を出すということに、相関関係はないということです。


まず、仕事は、誰に頼みたいか?と、聞かれたら・・


仕事は、忙しい人に頼む!


というのが、鉄則です。


なぜなら、仕事ができる人というのは、たいていの場合が忙しいからです。


ただ・・


ここで大切なのは(見極めなければならないのは)、忙しさというのは、少なくとも2つに大別することができるということです。


1つは、いつもバタバタと忙しそうにしている人。


そして、もう1つは、終わらせても終わらせても、次から次に新しい仕事が入ってくる人。





ここで、改めて、先ほどの質問です。


どちらのタイプの人に、仕事を頼みたいでしょうか?


もうお気づきかもしれませんが、結果を出せる人というのは、後者、つまり、2つめのタイプの人に限ります。


では、いったい何が違うのでしょうか?


実は、忙しいという言葉は同じなのですが、この2つのタイプでは、仕事への取り組み方(考え方)が全く異なっているのです。


おそらくですが、1つめのタイプの人は、基本的に、マルチタスクで仕事をしているはずです。


へ!?


マルチタスクは、当然じゃないの!?


そう思われたかもしれません。


でも・・


仕事が早い人というのは、実は、マルチタスクのように見えますが、そうではありません。


仕事はたくさん抱えているのですが、仕事の取り組み方は、シングルタスクなのです。


如何でしょうか?


伝わっていますでしょうか?


ここで、言葉の整理をしてみますね。


マルチタスクとは、仕掛品(やりかけの仕事)を増やし続ける仕事の取り組み方です。


つまり、バタバタと忙しそうにしている人というのは、どんどん、やりかけの仕事が溜まっていくのです。


なので、頼んだ仕事は?との問いに・・


今、やっている最中です!


との返事が、いつも返ってくるはずです。



もちろん、結果を出せるはずがありません。


一方で、次から次に結果を出せる人(頼んでいた仕事を完結させてくれる人)というのは、抱えている仕事を、如何にシングルタスクで完結させていくかを考えています。


つまり、1つひとつの仕事を、次から次に完結させていくことを大切にします。


なぜなら、シングルタスクで仕事に取り組む方が、【早く終わる】ことが分かっているからです。


この観点で、皆さまの仕事を見直してみて下さい。


やりかけの仕事が、どんどん増えていっている方は、要注意です。


仕事が、どんどん遅くなってしまいます。


それだけではなく、仕事の質がどんどん落ちていきます・・


忙しくしているにもかかわらず、誰も望まない結果・・


まさに、本末転倒ですよね。


だからこそ、兎にも角にも、1つずつ仕事を完結させること。


これが、最速であること。


を、ご理解頂きたいのです。


でも・・


マルチタスクで、効率よく仕事をしたくなりますよね・・


それが、最も仕事が遅くなる方法だとは知らずに・・


何が言いたいか・・


マルチタスクで、バタバタと忙しく効率よく仕事をしても、【完結した仕事】は増えませんし、速度もあがりませんし、質も上がりません。


それでも・・


絶対にウソだ!


と、思われた方は、ぜひ、TOCの世界にお越し下さいませ。


サイコロとポーカーチップにて、その真意を確かめることができますよ。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.879-1


NICEONのお得な情報配信中!!

今すぐ友達登録!

YouTubeチャンネルはじめました!

今すぐチャンネル登録

この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

contactお問い合わせ

webでのお問い合わせ