ブログ筋トレ

           

2020/11/22

MQ会計

学び

1,000円で仕入れた商品を、粗利率20%で販売しようとすると、何故か17%になる不思議・・

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、組織が一丸となるのを邪魔してしまう大前提についてお伝え致しました。


昨日のブログは、こちらです。
守りたい・輝きたい・勝ちたいという3タイプ


昨日も書きましたが、組織が一丸となってビジョンに向かう姿を、経営者は何度も何度も想像しています。


そして、それと同時に、何故、一丸となれないのかに悩み、苦しんでいると思います。


ただ、人は、少なくとも3つのタイプに分類されるのです。


つまり、それを越えたものがなければ、一丸となるのは難しい・・


その越えたものとは、いったい何なのか・・?


それが、ビジョンでした。


だからこそ、企業には、圧倒的なビジョンが必要なのです。


皆さまの会社は、如何でしょうか?


それでは、今日のブログです。



1,000円で仕入れた商品を、粗利率20%で販売しようとすると、何故か17%になる不思議・・

今日は、初っぱなから質問です。


1,000円で仕入れた商品を、粗利率20%で販売するためには、何円で売れば良いでしょうか?


今、パッと・・・1,200円!


と、思われませんでしたか?


では、検証してみましょう。


1,000円の商品を、1,200円で販売するわけですから、粗利は200円になります。


そして、粗利率とは、粗利÷売価×100で計算します。


200÷1,200×100=17%
*四捨五入しています。


へ!?


17%!?





そうなのです。


1,000円の商品を、1,200円で販売すると、粗利率は17%になってしまうのです。



原価÷原価率=売価

実は、こういう値付けのミスが起きているケースがあります。


粗利率20%を目指しているのに、最初から値付けを間違えていては、絶対に達成できませんよね。


では、値付けの方法ですが、次の計算式を使います。


原価÷原価率=売価


今回の質問では、粗利率を20%にしたいということでしたので、その原価率は80%になります。


そして、原価(仕入れ)が1,000円だと分かっていますので、


1,000円÷80%(0.8)=1,250円


つまり、1,250円が販売価格となるのです。


その差は、わずか50円。


されど、50円。


この差が、粗利率3%の違いを生んでしまいました。


値付けは、会社の利益を大きく左右します。


こういう値付けのミスが起きていないか、ぜひ、自社の商品を見直してみて下さいね。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.595-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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