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2021/11/14

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粗利率を守る経営の落とし穴・・

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、11年目早々の勘違いについて書いてみました。


昨日のブログは、こちらです。

今日は、11月13日・・日付を間違えて準備してました・・


曜日の感覚が無くなることは、それなりの頻度でやってくるのですが・・


ついに昨日は、日付の勘違いをしてしまいました。汗


13・14日という2日間の研修なのですが、いつの間にか、14・15日と思い込んでいました。


改めて・・


思い込みって怖いですね。


11年目は、勘違いからのスタートとなりましたので、1つひとつを丁寧に確認しながら、進めていきたいと思います。


それでは、今日のブログです。



粗利率を守る経営の落とし穴・・

粗利率の高い商品を売ると、利益が出る。


そして、粗利率の低い商品を売ると、利益が出ない。


これって、本当にそう言えるのでしょうか?


もし、粗利率に対して、そのように思われているのであれば・・


粗利率は、絶対に、守らなければなりません。


そして、粗利率は、30%以上で販売すること(そうしないと、利益がでない)!と決めていたとすると・・


1,000円で仕入れた商品は、少なくとも1,429円以上では販売しないといけませんし、


5,000円で仕入れた商品は、少なくとも7,143円以上で販売しないといけません。


では、ここで・・


上記の1,000円で仕入れた商品を、1,100円で販売したとしたら、粗利率は9%になります。


これは、絶対に赤字になると言えるでしょうか?


それとも、そんなことは言えないでしょうか?


皆さまは、どう思われますか?


実は、この問いには答えがあります。


なので、断言ができるのです。


そして、下記が、その考え方です。


粗利率9%で販売することと、赤字になることには、何の相関関係もありません。


もっと低い粗利率でも利益は出ますし、逆に、粗利率50%でも赤字になります・・。


では、なぜ断言できるのでしょうか?


それは、【販売数量】という概念を取り入れて考えると、よく理解できると思います。


今月、我が社の固定費が、1,000万円だとします。


すると、利益というのは、粗利総額から固定費を引き算することで計算できますので、粗利総額が1,000万円を超えたら、利益が出ることになります。


先ほどの例にて、1,000円の商品を粗利率30%以上で販売するとして、1,500円の値付けをしたとします。


つまり、1品あたり500円の粗利を得ることができます。


その粗利率は、33.3%です。


ここで、販売数量という概念を取り入れ、18,000個もの数が売れたとします。


すると、その粗利総額は、500円×18,000個=900万円になりますよね。


だとすると、その利益は・・


900万円の粗利総額から、1,000万円の固定費を引き算して・・


100万円の赤字!!


粗利率30%どころか、33%だったのに赤字!!


如何でしょうか?


これで、粗利率と利益には、絶対的な関係がないこと言えましたよね。


もしかすると、いやいや・・と思われている方もいらっしゃるかもしれません・・。汗


では、せっかくなので、粗利率9%、1,100円で販売してみたとしましょう。


余りの安さに、販売数量が大爆発したとします。


そして、1品から得られる粗利は100円しかありませんが、もし、12万個売れたとすると・・


100円×12万個=1,200万円。


つまり、200万円の黒字!!


粗利率9%なのに、200万円の黒字!!


これが、粗利率の落とし穴なのです。





いくら粗利率を確保しても、粗利総額という実額が増えなければ、黒字には至らないのです。


もし、粗利率を守る戦術を取っていたとしたら・・


それは、自社の首を絞めているかもしれません。


それが証拠に、今回の件をお伝えした企業さまは、ただこれだけで・・


億単位で、その粗利総額が増えました。


販売している商品は、変わらないにも関わらず・・


もちろん、大幅に利益が向上しましたので、私としても、ものすごく嬉しいことでした。


皆さまも、ぜひ見直してみて下さいね。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.952-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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