2021/12/06
MQ戦略ゲーム
ブログ筋トレ
2020/09/02
MQ会計
MQ戦略ゲーム
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、結果を出す前に、結果の時間的な分類をすることの大切さをお伝え致しました。
昨日のブログは、こちらです。
結果を出し続けるための考え方
結果を出し続けている人は、結果を2つの観点で見ています。
それは、難易度と時間です。
容易なのか?難しいのか?
時間がかかるものか?早く終わるものか?
少なくとも、この2つの観点で、求められる結果を分類しておかないと、結果と行動にズレが生じてしまいます。
行動がズレるわけですから、結果にはなかなか繋がりませんよね。
また、この2つの観点を、評価する側とされる側で、共通認識にしておくことも大切です。
この観点がズレていると、評価がズレます。
評価のズレは、そのまま、関係性の質に繋がりますから、組織力に影響しているわけです。
如何でしょうか?
こういう小さなことが、良い意味でも悪い意味でも大きな結果に繋がっています。
ぜひ、結果の分類をしてみて下さいね。
それでは、今日のブログです。
私は、2006年8月から、MQ会計を学び続けています。
今、書きながらビックリしましたが、もう14年も学んでいるんですね〜。
その間に、西研究所の西順一郎先生の著書を、何回も何回も読み直しているのですが、まだまだ発見があります。
名著だらけの先生の本ですが、残念ながら、ほとんどが絶版・・泣
ただ、下記の2冊は、まだ購入ができますので、ぜひぜひ、読んでみて下さいね。
今日は、西先生から教わった言葉の1つをご紹介致します。
それは・・・
売上と言わずにPQと言おう!
というものです。
例えば、【昨年の売上が1億円で、今年の売上も1億円】だったとします。
売上で考えている、あるいは、売上の数字しか見られない人は、このご時世で、前年と同じ売上は上出来です・・
という分析をするかもしれません。
では、売上を、【売価×数量】に分けて考えるとどうなるでしょうか?
ここで、売価を【PriceのP】とします。
そして、数量を【QuantityのQ】とします。
すると、売価×数量は、P×Qに置き換えられますよね。
だから、【売上と言わずにPQ(ピーキュー)と言おう!】ということです。
昨年の売上1億円を、PとQに分類してみます。
結果、Pが5,000円で、Qが2万個でした。
5,000円×2万個=1億円の売上ということですね。
さらに、今年の売上1億円を、PとQに分類してみました。
結果、Pが4,000円で、Qが2万5千個でした。
つまり、4,000円×2万5千個=1億円の売上ということですね。
売上しか見ていないと、【昨年と同じ!】という分析になりますが、
PとQに分けたことで、あれッ!?と思うかもしれません。
良いとか悪いとかではなく、
昨年と比較して、P(売価)が1,000円下がり、Q(数量)が5,000個上がっています。
【何で?】という問いが生まれませんか?
何で、平均売価であるPが、1,000円も落ちているのだろう・・?
何で、5,000個も販売数量が伸びているのだろう・・?
値引きした・・?
さらには、2万5千個の販売数量に関して、新規とリピートの割合ってどれくらいなんだろう・・?
性別は?
年齢層は?
地域は??
如何でしょうか?
昨年が1億で、今年も1億。
だから、来年も1億・・とは思わないでしょうが、もっと細かく数字を見ていかないと、ハッキリとした状況は掴めません。
例えば、昨年の売上1億円のうち、リピーターが30%だったとします。
それが、今年の売上1億円では、リピーターが15%でした。
仮に、一昨年のその割合が40%だったとするなら、リピートする人が落ち続けていることが分かります。
それを何とかカバーするために、値下げして新規を獲得している・・・?
とも考えられますよね。
もちろん、一概には言えませんが、ヤバい・・・という感覚が芽生えそうです。
今日は、売上を、売価であるPと、数量であるQに分けただけでした。
これだけでも、深掘りができました。
売上!売上!売上!と思っている方は、ぜひ、PQ!PQ!PQ!に変えてみてくださいね。
違う世界が広がりますから!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.514-1