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皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、私が誰かとコミュニケーションをとるときに、すごく意識していることについて書かせて頂きました。
昨日のブログは、こちらです。
【伝わる】伝え方をしていますか? 〜伝え方の3種類を織り交ぜる技術〜
最初が肝心とはよく言ったもので、やはり、相手に【伝わる】ためには、掴みは大切だと思います。
それが、【最初に何を聞きたいか?】に焦点を合わせるということでした。
ぜひ、チャレンジなさって下さいね。
それでは、今日のブログです。
私は、2011年10月まで、父が経営する税理士事務所に勤務しておりました。
大学を卒業してからすぐに入社しましたので、13年間は、お客さまの経営や税務に携わらせて頂きました。
30社近いお客さまを担当させて頂いておりましたので、本当に有り難い経験でした。
今日は、そのときの学びについて、書いてみたいと思います。
会社というのは、お金がなければ何もできません。
なので、意気揚々と設立したは良いものの、お金を支払うためだけに稼いでいるような日々が、長く続いたりします。
いわゆる自転車操業ですよね。
いよいよ、まずい・・
こうなったときに、銀行さんに融資のお願いに行くわけです。
1,000万円、お金を貸して下さい・・
そして、銀行さんから事業計画や返済予定などの宿題が出されて、何とか仕上げて提出します。
祈るような気持ちで、銀行さんからの返事を待ちます・・
OKの返事が来たときには、これで支払える・・
安堵の気持ちが沸いてきます。
問題は、ここからなのです。
ここで、経営者が2つの道に分かれます。
1つの道は、もう二度とこのような借り方をしないでいいように、しっかりと経営を勉強し始めるというものです。
厄介なのは、もう1つの道です。
いざというときに、借りることを前提に経営を続けるというものです。
税理士事務所というのは、銀行さんに提出するための事業計画を支援していますし、決算書の作成もしていますので、どれくらいの借入金があるのか、すぐに分かります。
事業というのは、調達したお金で、いかに利益を上げていくかが大切です。
そして、その利益をどのように使うかによって、永続か衰退かが決まっていくものです。
支払いがきつくなったので、借りて何とかする。
そのうち、借りることに慣れていく。
こうなると、何のために会社があるのか、その目的が分からなくなってしまいます。
なので、税理士である父は、お客さまに、いつも次のように言ってました。
借入上手になったらダメですよ。
【借入上手に経営なし!】ですからね、と。
税理士事務所時代のこの学びは、独立してからもすごく生きました。
私自身が、色んなことにお金を使いすぎて、借入上手の経営になりかけてしまったことにも気がつけました。
私は、2006年の8月から、マネジメントゲームを学んでおりますが、2007年の2月に、佐藤雅栄さんとのご縁を頂きました。
佐藤雅栄さんは、元松下電器産業の経理マンで、ご自身のことを実務家と仰います。
あるとき、佐藤雅栄さんから学ばせて頂く機会があり、初めて、【経理の大切さ】に気付くことができました。
そこで、仰ったのが、次の言葉でした。
貸方を律すれば、自ずと借方は良化する。
貸方というのは、貸借対照表でいうところの、負債科目を意味しています。
そして、借方というのは、資産科目です。
例えば、支払いサイトを伸ばすと、資金繰りはラクになりますよね?
今まで、当月末締めで翌月末に支払っていた会社が、翌々月末に支払うことにしたら、お金が増えたような気がしますよね?
でも、佐藤雅栄さんの教えは違うのです。
貸方を律せよ!
つまり、早く支払え!と仰っているのです。
早く支払える会社にする。
その意識が、結果的に、お金が増えた気がするのではなく、本当にお金が増えた経営に繋がるのです。
早く支払うと決めたら、売上の入金チェックを怠りませんよね。
早く支払うと決めたら、【まとめて買ったら安い】からといって、余分に商品を仕入れたりしませんよね。
借入上手に経営なし!
貸方を律すれば、自ずと借方は良化する。
如何でしょうか?
すごく本質をついた言葉ですよね。
もっともっと強く意識して、経営に生かしたいと思います!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.336