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2025/06/16

QBS

学び

経営は、総合格闘技・・MBAで見えた“強さ”の再定義


皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。


今週から、第2四半期に入りました。

この四半期は、“新たな知識とトレンドの探求”がテーマです。


第1四半期では、理念や仕組み、数字、チーム、目標など、過去を振り返りながら、現在の基盤を整えてきました。

それらが整ってきたからこそ、今度は、“これからの経営をどうアップデートしていくか?”という問いが、リアルに浮かび上がってきます。


経営は、総合格闘技だ

私が九州大学ビジネススクール(QBS)で学びながら、特に印象に残っている言葉があります。

それは、「経営は、総合格闘技だ」という表現です。

この言葉は、「コーポレート・ガバナンス」をご担当されている、小城先生(QBS専攻長)から教わったもので、今もずっと胸に残っています。


マーケティングだけ強くても勝てない。

財務に詳しくても、組織がバラバラなら崩れる。

戦略が秀逸でも、実行力がなければ絵に描いた餅。

経営者には、“すべての構造を理解し、部分のつながりを見通す力”が求められているのだと痛感しています。


得意技の前に、構えを整える

もちろん、経営には“得意技”が必要です。

皆さま自身が提供できる価値。

皆さまの会社が、磨き続けてきた技術やサービス。

でもその技も、全体の構えが整っていなければ、活きません。

例えるなら、寝技だけ強い格闘家が、パンチ1発で倒されてしまうように・・

専門だけでは、生き抜けない。

そう気づかされたのが、MBAでの学びでした。


座学は、“咀嚼”を助ける

もうひとつ、心に残っている学びがあります。

それは、「座学は、咀嚼を助ける」という言葉です。

これは、同じくQBSで「組織マネジメント」を担当されている、中本先生が授業中に伝えてくださった言葉です。


経営の現場で、「これは何が起きてるんだろう?」と考えたとき、何も知らなければ、咀嚼することすらできない。

理論や概念を知っているからこそ、「これはマーケティングの視点だな」とか、「この問題は組織構造の影響かもしれない」とか、“噛み砕いて理解し、自分の言葉で再構成できる”ようになる。

座学とは、そうした咀嚼の力を支える、土台のようなもの。

学びを”現場で使える形”にするために、欠かせない時間です。


中小企業は、実は“リソースヘビー”である

もうひとつ、印象的だった視点があります。

それは、「産学連携マネジメント」をご担当されている、高田先生の授業で学んだ内容です。


一般に、中小企業はリソースがない・・

そう言われがちですが、実は逆かもしれません。

中小企業こそ、実はリソースを“たくさん抱えすぎている”状態

人の可能性も、アイデアも、時間も、実はそこにある。

でも、それをどう使うか?

どう繋げるか?

市場機会を見つけ、活かす力(経営力)と、チームで掴む力(組織力)が足りていないだけ。

MBAの学びは、その“活かし方”にヒントを与えてくれます。


経営者こそ、学び続ける

僕は、経営者こそ、”学び続ける人”であってほしいと願っています。

なぜなら、経営とは、”変化する環境で意思決定をし続けること”だから。

学びは、その“変化”に対応するための前提です。

そして、僕自身がそうでありたい。

チームの前で、”学んでいる姿勢”を見せられるリーダーでいたい。

そんな想いで、日々を過ごしています。


次週は、「DX」・・現場に知識を還元するフェーズへ

座学で終わらせず、どう現場で活かすか?

次週は、”デジタルトランスフォーメーション(DX)”がテーマです。

技術の話ではなく、“価値提供の在り方をどう変えていくか?”という視点で、お届けしたいと思っています。


本日も、最後までお読みいただき誠にありがとうございました!

それでは、素敵な一週間をお過ごしください。

今週も、皆さまにとって豊かな学びの時間がありますように。

ナイスオンホールディングス株式会社

四ケ所秀樹


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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