2025/03/10
QBS
学び
ブログ筋トレ
2025/06/16
QBS
学び
皆さま、こんにちは。
ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。
今週から、第2四半期に入りました。
この四半期は、“新たな知識とトレンドの探求”がテーマです。
第1四半期では、理念や仕組み、数字、チーム、目標など、過去を振り返りながら、現在の基盤を整えてきました。
それらが整ってきたからこそ、今度は、“これからの経営をどうアップデートしていくか?”という問いが、リアルに浮かび上がってきます。
この記事の内容
私が九州大学ビジネススクール(QBS)で学びながら、特に印象に残っている言葉があります。
それは、「経営は、総合格闘技だ」という表現です。
この言葉は、「コーポレート・ガバナンス」をご担当されている、小城先生(QBS専攻長)から教わったもので、今もずっと胸に残っています。
マーケティングだけ強くても勝てない。
財務に詳しくても、組織がバラバラなら崩れる。
戦略が秀逸でも、実行力がなければ絵に描いた餅。
経営者には、“すべての構造を理解し、部分のつながりを見通す力”が求められているのだと痛感しています。
もちろん、経営には“得意技”が必要です。
皆さま自身が提供できる価値。
皆さまの会社が、磨き続けてきた技術やサービス。
でもその技も、全体の構えが整っていなければ、活きません。
例えるなら、寝技だけ強い格闘家が、パンチ1発で倒されてしまうように・・
専門だけでは、生き抜けない。
そう気づかされたのが、MBAでの学びでした。
もうひとつ、心に残っている学びがあります。
それは、「座学は、咀嚼を助ける」という言葉です。
これは、同じくQBSで「組織マネジメント」を担当されている、中本先生が授業中に伝えてくださった言葉です。
経営の現場で、「これは何が起きてるんだろう?」と考えたとき、何も知らなければ、咀嚼することすらできない。
理論や概念を知っているからこそ、「これはマーケティングの視点だな」とか、「この問題は組織構造の影響かもしれない」とか、“噛み砕いて理解し、自分の言葉で再構成できる”ようになる。
座学とは、そうした咀嚼の力を支える、土台のようなもの。
学びを”現場で使える形”にするために、欠かせない時間です。
もうひとつ、印象的だった視点があります。
それは、「産学連携マネジメント」をご担当されている、高田先生の授業で学んだ内容です。
一般に、中小企業はリソースがない・・
そう言われがちですが、実は逆かもしれません。
中小企業こそ、実はリソースを“たくさん抱えすぎている”状態。
人の可能性も、アイデアも、時間も、実はそこにある。
でも、それをどう使うか?
どう繋げるか?
市場機会を見つけ、活かす力(経営力)と、チームで掴む力(組織力)が足りていないだけ。
MBAの学びは、その“活かし方”にヒントを与えてくれます。
僕は、経営者こそ、”学び続ける人”であってほしいと願っています。
なぜなら、経営とは、”変化する環境で意思決定をし続けること”だから。
学びは、その“変化”に対応するための前提です。
そして、僕自身がそうでありたい。
チームの前で、”学んでいる姿勢”を見せられるリーダーでいたい。
そんな想いで、日々を過ごしています。
座学で終わらせず、どう現場で活かすか?
次週は、”デジタルトランスフォーメーション(DX)”がテーマです。
技術の話ではなく、“価値提供の在り方をどう変えていくか?”という視点で、お届けしたいと思っています。
本日も、最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
それでは、素敵な一週間をお過ごしください。
今週も、皆さまにとって豊かな学びの時間がありますように。
ナイスオンホールディングス株式会社
四ケ所秀樹
ご感想・ご質問・ご関心、何でもお気軽にお寄せくださいませ。
“学びを力に変える経営”を、共に目指してまいりましょう!
ナイスオン公式ブログ Vol. 1,123