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2025/06/02

学び

高校野球観戦記

覚悟して進む者と、共に進む仲間・・組織を変える、たった“1人”の存在


皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。

第12週目となる今週のテーマは、”高校野球から学ぶチームワーク”です。


先週のブログでは、ラッカープランという“目標を設計する考え方”についてお届けしました。

数字で表した未来像を、”社員さん全員で共有し、実現していく”ことの大切さを語らせていただきました。

今週は、その“目標達成の仕組み化”として、私が何度も感動し、学んできた”高校野球”の世界から、組織運営におけるヒントを見つけてみたいと思います。


忘れられない、あの試合の光景

ちょうど5年前、NHK杯佐賀県高校野球大会の準決勝を観戦しました。

そこには、私が少年野球時代に指導した選手の姿がありました。

あの頃の小さな背中が、高校野球のユニフォームをまとい、キャッチャーとして仲間に声をかけ、仲間から声をかけられている。

その姿に、目頭が熱くなったのを今でも鮮明に覚えています。


ベンチの声。

スタンドの応援。

ベースコーチの指示。

裏方の整備スタッフ。

誰一人として、“観客”ではなく、全員が“当事者”としてそこにいました。

だからこそ、全員が“自分ごと”として勝利を追いかけていた・・

そんな彼らが、繰り返していた言葉があります。

「俺たちの目標は、“あの場所”に行くことだ」

そう、チーム全員で、同じ目標を共有していたのです。


“エースはいらない”の誤解

私は、「エースはいらない」と言いたいわけではありません。

むしろ、エースを目指すことができる人材が必要だと強く思っています。

自らに責任を引き受け、「自分が勝たせる」と言える存在がいなければ、組織はいつまでも“安全圏”から出られません。

ただし・・

エースだけでは勝ち続けられない。

これもまた、事実です。


1人で100歩進もうとする人の「孤独」と「可能性」

私が本当に大切にしたいと思っているのは、

“100人の1歩”ではなく、“1人で100歩進もうとする人”の存在です。

こういう人は、組織の中で浮いて見えたり、時には孤立したり、煙たがられたりすることもあります。

でも、私は信じています。

そういう人がいる組織は、強くなる。
そういう人が変わっていくとき、チーム力は爆発的に伸びる。


“自分がどうにかする”という責任感で走っていた人が、“仲間と一緒にだからこそ、遠くへ行ける”と気づいた瞬間。

この変化は、ただの成長ではありません。

チームを新しい次元に引き上げる”起点”になります。

こうした存在がいるチームは、まだ見ぬ可能性に満ちた、未来をつくれる組織です。


全員が主役という視点で「支える力」を見る

高校野球では、不調の選手をカバーするために、仲間が自然と声を掛け、動きを支えます。

・調子が悪くても、ベンチで声を張る

・控えでも、チームが勝つための情報を仲間に伝える

・走者を送るバントで、役割を全うする

好不調は誰にでもあります。

でも、そのときにこそ、“チームのために何ができるか?”という在り方が問われるのです。


組織で勝つための“空気”をつくる

高校野球では、“数字に見えない貢献”が当たり前に称えられています。

・バント成功

・全力のバックアップ

・三塁コーチャーの絶妙な判断

こうした“見えない得点”を、組織がどう評価するか

これが、チームの空気を決めます。

会社でも同じです。

・日報の共有

・納期の調整

・チームへの声掛け

数字に表れない行動こそ、チームの未来を決める土台になるのです。


次週は”ひとりごと”・・経営者としての在り方へ

目標が設計され、チームでその目標を共有し、動き出す。

でも、そんな組織の中心には、常に経営者自身の“在り方”があります。

来週は、第1四半期の締めくくりとして、私自身の”ひとりごと”をお届けする予定です。

・この13週間を振り返って何を思ったのか?

・一人の経営者として、どんな決意があるのか?

少しだけ内省の時間を、皆さまと共有できたらと思っています。


本日も、最後までお読みいただき誠にありがとうございました!

それでは、素敵な一週間をお過ごしください。

今週も、皆さまにとって輝く毎日でありますように。

ナイスオンホールディングス株式会社

四ケ所秀樹


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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