2021/12/06
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2020/01/30
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学び
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、カツカレー屋さんのオーナーになって、粗利率を重視する経営について、シミュレーションしてみました。
昨日のブログは、こちらです。
【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜粗利率を考える〜
結果はどうあれ、粗利率に拘ってしまうと、戦術が狭まってしまいます。
戦術は、千術です。
自らの思考が狭くなっていないか、問いを持つことは大事ですね。
それでは、今日のブログです。
昨日のブログでは、【粗利率による経営判断】について考えてみました。
粗利率を守るならば、値下げをしたら、原価を下げるしか方法がありません。
それは、経営判断として正しいと言えるのでしょうか。
それが、昨日と問いでした。
今日は、粗利率と一対の関係である【原価率】について考えてみたいと思います。
原価率と粗利率は、足し算すると100%になります。
つまり、粗利率を守るということは、原価率を守ることと同じですよね。
でも、粗利率を守る経営者は、粗利率に意識があり、原価率を守る経営者は、原価率に意識があります。
とっても不思議なのですが、そうなんです。
なので、今日のブログは、【原価率】に意識がある経営にフォーカスしたいと思います。
昨日は、カツカレー屋さんでしたが、今日は、焼き肉屋さんのオーナーとして話を進めたいと思います。
一般的に、飲食店の原価率は、約30%と言われています。
300円の材料費であれば、1,000円の値付けをする世界ですね。
でも、焼き肉屋を経営する私は、そんな数字に興味はありませんでした。
とにかく美味しいお肉を、安く食べて欲しかったんです。
その代わり、お客さまには大変申し訳ないのですが、お店は、掘っ立て小屋のような作りにしました。
掘っ立て小屋のような焼き肉屋さん。
正直、お客さまが来て下さるのか、ものすごく不安でした。
でも、蓋を開けてみると、連日連夜、途切れることなくお客さまで溢れかえりました。
私は、めちゃくちゃ嬉しかったです。
そんな私に、税理士さんがこう言いました。
このままでは、いずれ、焼き肉屋さんを潰すことになりますよ!
私は、ウソでしょ?と思いました。
こんなにお客さまが来て下さっているのに、そんなことはない。
税理士さんに、そう伝えました。
そんな私に、税理士さんは、こう続けました。
調べてみると、原価率が55%もあるじゃないですか。
飲食店で、原価率が55%なんて、絶対にあり得ません。
税理士さんの言葉の根拠は、原価率でした。
皆さまは、いかが思われますでしょうか?
原価率55%の飲食店は、絶対に潰れますでしょうか?
どうやら、そうではないようです。
なぜなら、私の焼き肉店は、原価率が55%よりも上がったり下がったりしながら、今も順調に黒字経営を続けています。
もちろん、お客さまに喜んで頂きたいからと言って、500円のお肉を、400円で販売するような商売をしているわけではありません。
とにかく、お客さまに最大限の満足を提供することを1番に考えながら、お店の存続も考えています。
だけど、それが、原価率30%に拘ってしまうと、逆にその想いが叶わないと思ったのです。
だから、原価率を無視しました。
お店にも損はない程度に、お客さまの笑顔を追求することにしたのです。
私のお店のように、原価率が50%を超えるお店は、そうは無いと思います。
だからこそ、お客さまが、ずっと通って下さっています。
如何でしょうか?
粗利率、原価率を経営判断に使っても良いのでしょうか?
そうではなくて、経営の結果として、粗利率が良くなったり、悪くなったりするのではないでしょうか?
明日も、率による経営について、書いてみたいと思います。
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.298