2022/02/16
TOC
全体最適思考
ブログ筋トレ
2020/01/22
TOC
学び
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、【効率】について考えてみました。
昨日のブログは、こちらです。
清水式TOC(制約条件の理論)研修のすすめ 〜効率が良くなるって、どういう意味ですか?〜
効率とは、【何】でしょうか?
効率が良くなると、【何が】良くなるのでしょうか?
私たちは、現状を打破するために、あまりにも【効率】を求めているように思います。
なのに、なかなか改善が見られない・・
もっともっと、シンプルに、アナログ的に考えることも大事ではないかと思うのですが、皆さまは、如何でしょうか?
それでは、今日のブログです。
皆さまの会社は、お客さまに商品を販売したり、サービスを提供するまでの工程に、繋がりがありますでしょうか?
例えば、商品を仕入れる人、商品を並べる人、商品を売る人、会計をする人が存在するのであれば、それぞれの仕事は、単独ではなく、繋がっていますよね。
今日のブログは、この【繋がり】と【部分最適】について、考えてみたいと思います。
まずは、繋がりについてです。
商品の仕入れがなければ、陳列することはできません。
商品が陳列されなければ、売ることはできません。
売ることができなければ、会計をすることはできません。
これが、繋がりです。
しかし、会社が大きくなると、それぞれに部署ができて、あたかも、単独で存在しているかのように見えてきます。
そして、それぞれの部署で、その部署が良くなること(評価されること)を考え、実践していきます。
つまり、会社が掲げた目標に向けて、全員(全部署)が、自分(自部署)のことをやろうとします。
こういう時というのは、他人(他部署)には目がいかないものです。
目がいったとしても、あの部署が・・・というふうに、決して、良い見方をしていない場合が多いような気がします。
まさに、全員(全部署)が、力一杯に、繋がったチェーンを引っ張っているようなものです。
この状態を、部分最適といいます。
では、部分最適と全体最適は、どう違うのでしょうか?
全員が、チェーンを力一杯引っ張っているのですから、全体最適と言えるのではないでしょうか?
会社の話に戻すのであれば、全員が頑張っているのであれば、全体最適と言えるのではないでしょうか?
皆さまは、どうお考えになりますか?
私は、違うと思っています。
部分が良くなることと、全体が良くなることは違います。
部分が頑張れば頑張るほど、どこかの部分が悪くなっていくのであれば、全体が良くなっているとは言えません。
そして、みんなが頑張れば頑張るほど、悪くなっていく部分があるのであれば、その部分は、【もっと頑張れ!】と言われます。
そのうち、【何をやってるんだ?】と言われ始めます。
さらに言えば、【会社のお荷物】という捉え方をされるようになっていきます。
その結末は・・・?
そのチェーンは、切れてしまうのです。
その人が、その部署が弱いのではありません。
周りが強いか、そういう仕事なのかのどちらかです。
だからこそ、部分最適の総和は、全体最適とイコールではないと言えるのです。
私は、師匠であるソフトパワー研究所の清水信博先生から、このお話を聞かせて頂いたとき、なんとも言えない気持ちになりました。
いや、みんなが同じ方向を向いて頑張っていれば、そんなことはないはず・・
でも、確かに、時間のかかる仕事はあるし、みんなが頑張れば頑張るほど、その人や部署の前には、仕事がどんどん溜まるはず・・
頭で考えても、よく分かりませんでした。
しかし、清水式TOC研修にて、ゲームを体験してみると、その意味が、よく分かりました。
そして、個々が努力をして、会社を良くしようとすることが部分最適ではなく、全体最適に繋がらない仕組みこそが、部分最適なのだと理解しました。
つまり、個々の努力が全体最適につながるように、【会社全体を見ることができる人】が必要です。
リーダーが、自部門だけを見ていれば良い場合というのは、会社全体を見てくれている人がいる場合に限るのです。
皆さまの会社には、全体を見ている人がいらっしゃいますか?
それとも、繋がっているのに、繋がっていないかのような状態になっていますでしょうか?
後者であれば、ぜひ、清水式TOCを学んでみてくださいね。
個々の努力が、会社のゴールに直結するようになっていきますから!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.290