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2020/01/22

TOC

学び

清水式TOC(制約条件の理論)研修のすすめ 〜部分最適と全体最適の違いとは何か?〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、【効率】について考えてみました。


昨日のブログは、こちらです。
清水式TOC(制約条件の理論)研修のすすめ 〜効率が良くなるって、どういう意味ですか?〜


効率とは、【何】でしょうか?


効率が良くなると、【何が】良くなるのでしょうか?


私たちは、現状を打破するために、あまりにも【効率】を求めているように思います。


なのに、なかなか改善が見られない・・


もっともっと、シンプルに、アナログ的に考えることも大事ではないかと思うのですが、皆さまは、如何でしょうか?


それでは、今日のブログです。



部分最適とは何か?

皆さまの会社は、お客さまに商品を販売したり、サービスを提供するまでの工程に、繋がりがありますでしょうか?


例えば、商品を仕入れる人、商品を並べる人、商品を売る人、会計をする人が存在するのであれば、それぞれの仕事は、単独ではなく、繋がっていますよね。


今日のブログは、この【繋がり】【部分最適】について、考えてみたいと思います。


まずは、繋がりについてです。


商品の仕入れがなければ、陳列することはできません。


商品が陳列されなければ、売ることはできません。


売ることができなければ、会計をすることはできません。


これが、繋がりです。


しかし、会社が大きくなると、それぞれに部署ができて、あたかも、単独で存在しているかのように見えてきます。


そして、それぞれの部署で、その部署が良くなること(評価されること)を考え、実践していきます。


つまり、会社が掲げた目標に向けて、全員(全部署)が、自分(自部署)のことをやろうとします。


こういう時というのは、他人(他部署)には目がいかないものです。


目がいったとしても、あの部署が・・・というふうに、決して、良い見方をしていない場合が多いような気がします。


まさに、全員(全部署)が、力一杯に、繋がったチェーンを引っ張っているようなものです。





この状態を、部分最適といいます。


では、部分最適と全体最適は、どう違うのでしょうか?


全員が、チェーンを力一杯引っ張っているのですから、全体最適と言えるのではないでしょうか?


会社の話に戻すのであれば、全員が頑張っているのであれば、全体最適と言えるのではないでしょうか?


皆さまは、どうお考えになりますか?


私は、違うと思っています。



部分最適の総和は、全体最適とイコールではない!

部分が良くなることと、全体が良くなることは違います。


部分が頑張れば頑張るほど、どこかの部分が悪くなっていくのであれば、全体が良くなっているとは言えません。


そして、みんなが頑張れば頑張るほど、悪くなっていく部分があるのであれば、その部分は、【もっと頑張れ!】と言われます。


そのうち、【何をやってるんだ?】と言われ始めます。


さらに言えば、【会社のお荷物】という捉え方をされるようになっていきます。


その結末は・・・?


そのチェーンは、切れてしまうのです。





その人が、その部署が弱いのではありません。


周りが強いか、そういう仕事なのかのどちらかです。


だからこそ、部分最適の総和は、全体最適とイコールではないと言えるのです。



ゲームで体感するからこそ理解できる

私は、師匠であるソフトパワー研究所の清水信博先生から、このお話を聞かせて頂いたとき、なんとも言えない気持ちになりました。


いや、みんなが同じ方向を向いて頑張っていれば、そんなことはないはず・・


でも、確かに、時間のかかる仕事はあるし、みんなが頑張れば頑張るほど、その人や部署の前には、仕事がどんどん溜まるはず・・


頭で考えても、よく分かりませんでした。


しかし、清水式TOC研修にて、ゲームを体験してみると、その意味が、よく分かりました。


そして、個々が努力をして、会社を良くしようとすることが部分最適ではなく、全体最適に繋がらない仕組みこそが、部分最適なのだと理解しました。


つまり、個々の努力が全体最適につながるように、【会社全体を見ることができる人】が必要です。


リーダーが、自部門だけを見ていれば良い場合というのは、会社全体を見てくれている人がいる場合に限るのです。


皆さまの会社には、全体を見ている人がいらっしゃいますか?


それとも、繋がっているのに、繋がっていないかのような状態になっていますでしょうか?


後者であれば、ぜひ、清水式TOCを学んでみてくださいね。


個々の努力が、会社のゴールに直結するようになっていきますから!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.290

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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