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2019/12/05

MQ戦略ゲーム

ラッカープラン

学び

あなたは黒字癖?それとも赤字癖?! 〜赤字になる経営者の考え方〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。

昨日は、利益を最大化していくために、まずは、【利益の計算方法】を明確にしましょう!とお伝えしました。

昨日のブログはこちらです。
【利益最大化】を目指すなら、まずは、利益の計算方法を明確にしよう!

そして今日も、MQ会計を使って【利益】について考えてみたいと思います。

最近は、数字のことばかり書いていますが、ぜひ、お付き合い下さいませ!


MQと FとGの組み合わせで分かる、経営者の考え方とは?

まずは、昨日のブログにも掲載しましたが、下の図をご覧ください。



念のために、5要素の内容も添付しておきますね。



では、本題に入ります。

利益Gは、粗利総額MQと固定費Fの差額で求められます。

なので、計算式で表すと、【G=MQ-F】になります。

この計算式を応用すると、実は、経営者の考え方に、フォーカスすることができます。

1つは、【G+F=MQ】です。

例えば、会社を維持していくために、利益Gが少なくとも100万円は必要だとします。

そして、そのために使う固定費Fを計算してみると、1,000万円になったとしますね。

すると、100万円の利益と、1,000万円の粗利総額を足した1,100万円が、ターゲットとなる粗利総額MQとなります。

ここから、MQを1,100万円にするためには、売価Pや販売数量Qなどをどうしたらいいのか、考えていくのです。

これが、1つ目の考え方になります。

では、2つ目に移ります。

それは、【MQ-G=F】というものです。

まず、今期の目標となる粗利総額MQを計算します。

次に、会社を維持していくために必要な、最低の利益Gを計算します。

そして、MQからGを引いた金額が、今期に使える固定費Fになるわけです。

具体的に、数字を入れてみましょう。

昨年の実績、経済の流れ、お客様のニーズなどから、目標とするMQを700万円に設定したとします。

そして、会社を維持するために必要な最低Gが、100万円だったとします。

すると、今期に使える固定費Fは、700万円の粗利総額から、利益の100万円を引いて、600万円になります。

つまり、この600万円をいかに使っていくか、さまざまなシミュレーションをしていくのです。

これが、2つ目の考え方になります。


赤字癖のついた経営者の考え方

これまで、利益Gは、【粗利総額MQと固定費Fの差額である】という公式を応用して、2つの考え方にフォーカスしてみました。

これは、実際の話なのですが、ある会社が赤字癖で苦しんでいました。

1年の途中までは調子が良くても、最終的には、いつも赤字になってしまうのです。

この社長のお話を慎重に聞いていると、粗利総額MQの増加に【効く】と思えば、固定費Fを使っていく傾向にありました。

もうお気づきでしょうか?

この経営者の考え方は、【G+F=MQ】なのです。

計算式に、誤りはありません。

G+Fは、MQになります。

ただ、これを経営(計画)にそのまま使うと、Fをかければかけるほど、無条件にMQが上がることになってしまいます。

そんなことは、現実の世界では、ほとんどあり得ませんよね。

私は、決して、MQがどんどん伸びることを否定しているのではありません。

私の話で恐縮ですが、弊社NICE ONのMQは、当初の計画より大幅に増えています。

なので、【当初の予定よりMQが増えた時のために】作っていた、計画No.2にシフトしています。



私がお伝えしたいのは、このように、当初の目標を達成したら、次の計画に移ろうということです。

つまり、経営は、少なくとも2段階で考えよう!と言いたいのです。

赤字癖のついた経営者には、特徴として、この【2段階経営法(いいネーミングはないですかねーw)】の概念がない、もしくは、薄いように感じます。

まずは、今期に使える固定費Fはいくらなのか?

赤字癖からの脱却のためには、この数字の把握からがお勧めです。

申し上げておかなければいけないのは、この考え方は、私が考えたものではありません。

ソフトパワー研究所の、清水信博先生から教わったものです。

ぜひ、清水先生のラッカープランセミナーにご参加してみて下さいね。

弊社が、今年の5月に開催した、ラッカープランセミナーについてのブログはこちらです。
ラッカープランセミナーで学んだこと/2019.0530-31

清水先生は、事あるごとに、私たちに【MQに進路を取れ!】と仰いますが、その本当の意味が、少しずつですが、分かってきたように思います。

清水先生のお言葉は、後から後からジワジワと響いてくるところが多いです。

それだけ、本質をズバッと仰っているのでしょうね。

これからも、ずっと増収増益を続けていらっしゃる清水先生の考え方を、学び続けます。

そして、お客様からの支持を受け、社員さんを豊かにし、黒字を出して税金を納める。

シンプルに、そういう会社を目指します!

今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

今後とも、どうぞ宜しくお願いします。

ブログ筋トレVol.243

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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