ブログ筋トレ

           

2019/12/03

MQ戦略ゲーム

会社の数字は、5つの要素に分けて、シンプルに把握しよう!

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日は、【MQ会計は要素法である】という内容のブログを書かせて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
会計を知りたい経営者が、まず読むべき2冊とは?


その中で、少なくとも5つの要素を把握することが、【経営者のための儲かる会計】の入り口ですよ!とお伝え致しました。


そして、5つの要素とは、下記のことでした。





損益計算書を分析しても、儲かる方法は出てこない

この5要素のうち、税務署に提出する損益計算書(会社の利益を計算するシート)に出てくるのは、F(期間費用)とG(利益)の2つのみです。


なので、損益計算書をいくら分析しても、儲かる方法は3つくらいしか出てきません。


売上を上げよう!


原価を下げよう!


期間費用(固定費)を下げよう!


しかも、この3つは、そんなことは言われなくても分かっている!という類いの言葉ですよね。


なぜ、この3つになるのでしょうか?


それは、損益計算書には、【致命的な欠点】があるからです。


損益計算書には、【Q(販売数量)】の概念がありません。


逆に言えば、損益計算書に、Q(販売数量)の概念を加えてやれば良いのです。


損益計算書をMQ会計のカタチに変えてみよう!

損益計算書は、1番上に売上高が記載されています。


その下には、売上原価、粗利総額、期間費用(固定費)、利益と続いていきます。


これを、MQ会計のカタチに変えてみます。


どうするかというと、Q(販売数量)で、売上高と売上原価を割り、P(売価)とV(変動単価)を計算するのです。


すると、次のようなカタチになります。


(株)西研究所 西順一郎先生より教わりました

損益計算書のように、細かい数字が沢山書かれているシートではなく、上のようなカタチで、まずは、ざっくりと把握することが大事です。


なぜなら、細か過ぎても覚えられません。


覚えられないものは、意思決定には使いづらいですよね。


また、当然と言えば、当然なのですが、売上とは、【売価×数量】だということが分かります。


なので、売上のことを、P(売価)×Q(数量)ということで、【PQ(ピーキュー)】と言うようにします。


同じように、売上原価は、V(変動単価)×Q(数量)なので、【VQ(ブイキュー)】になります。


そして、粗利総額のことを、【MQ(エムキュー)】と言いうようにします。


西先生は、PQを重要視している会社は、MQを重要視している会社には勝てないと仰います。


つまり、戦略MQ会計というくらいですから、このMQの把握が、儲けにとってはすごく重要なのです。


実際には、次のようなカタチで現状把握をすると良いと思います。




なんか、売価が落ちてきているなぁ・・とか、販売数量が減ってきているなぁとか、見えてきそうですよね。


この表に関して、作れない理由はありませんから、もし、これらの数字の把握が出来ていない企業さまは、ぜひ作ってみて下さいね。


儲けの種が、潜んでいるかもしれませんよ!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.240

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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