2022/02/16
TOC
全体最適思考
ブログ筋トレ
2019/07/31
TOC
全体最適思考
学び
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
今日は、日帰りで大阪出張です。
滞在時間は数時間と、とっても短いのですが、大阪の師から学ばせて頂ける貴重な機会ですので、最優先にしています。
いったいどんな学びがそこにあるのか・・・
今も、ワクワクしながら、新幹線で移動中です。
それでは、今日のブログです。
清水式TOC研修の2日目は、【早く会社に行きたくなるかどうか?】という意味で、とっても大切な時間になります。
午前中は、初日に引き続き、ゲームによる学び合いなのですが、午後からは、各会社に分かれて、実際に、会社のことに取り組んで頂きます。
その際に、作成して頂くのが、【清水式業務フロー図】です。
この業務フロー図を作成するだけで、劇的な改善に繋がったという例が、これまでにも数多くあります。
それくらい、このTOC業務フロー・チャートは優れています。
それでは、その作成方法を簡単にご紹介させて頂きますね。
まずは、全体の流れを右に向かって書いていきます。
次に、詳細の流れを下に向かって書いていきます。
その際の注意点の1つは、何回も書き直しますので、直接書き込むのではなくポストイットを使うことです。
ちなみにですが、ポストイットのサイズも意外と重要で、私はいつも、38mm×50mmを使っています。
また、詳細に書き過ぎないこと、つまり、詳細に作りすぎないことも注意点の1つです。
なぜなら、細かくし過ぎると、逆に全体がぼやけてしまうからです。
これは、作ってみると分かりますが、本当に不思議です。
ここでは、全体を見渡せることが大切なので、粗く作ることがポイントになります。
そして、業務フロー図の作成が終わったら、壁に貼って、きちんと業務が流れているかを確認します。
もし、飛びすぎていて分からなかったり、流れていない項目が見つかったら、きちんと修正をすることが大切です。
きちんと流れていることが確認できたら、ゴール(目的・目標・ビジョンなど)に向かうことを阻害している要因【ボトルネック】を、せーの!で指さします。
写真を見ても分かりますが、ほとんどの場合、それぞれが違う場所をボトルネックだと思っているようです。
だからダメなのではなく、実は、【なぜ、そう思うのか?】を話し合える(学び合える)素晴らしいチャンスになります。
このように、1枚の紙を通して、必然的にコミュニケーションの量が増えますので、共通認識がものすごく深くなっていきます。
これも、この業務フロー図作成に含まれた効果の1つなのです。
最後は、TOC研修の参加者全員に向かって、業務フロー図の発表をして頂きます。
異業種のフロー図は、普段はなかなか見ることが出来ませんので、皆さん興味津々です。
そして、この発表は、一方通行ではなく、参加者からの質問・提案の時間を必ず設けますので、自分たちでは思いも寄らなかった【アイディア】や【考え方】を手にすることが出来ます。
まさに、三人寄れば文殊の知恵ですよね。
そのアイディアや考え方を通して、【何を、何に、どうやって変えるのか?】を明確にしていくのですが、その中でも、【何を?】の部分が最も大切です。
ここがズレていると、何に?どうやって?変えても、圧倒的な成果には繋がりません。
だからこそ、【何を?】の部分が最も大切なのですが、この発見がなかなかに難しいのです。
それは、業界に慣れていたり、同じ仕事をし続けていると、【当たりまえ過ぎて】、それが問題には見えず、その問題が引き起こしている【現象】にのみ目がいってしまうからだと思います。
TOCを世に発表された、故・エリヤフ・ゴールドラット氏は、問題のように見えている【好ましくない状態】のほとんどは、現象に過ぎないと仰っています。
その現象を引き起こしてしまっている、真の問題は何なのか?
着眼点は、ここにあるのです。
そして、その真因を発見するための1つの手法として、業務フロー図の発表は、ものすごく効果的です。
ぜひ、皆さまも、全体を見渡せる業務フロー図を作成して、【何を?】変えれば会社が劇的に良くなるのか、仲間と集まって、ワイワイガヤガヤとやってみて下さいね!
即効性抜群ですよ〜
2020年5月10日 追記
コロナ後のセミナーというのは、オンラインが主流になったりするのでしょうが、業務フロー図の発表会の醍醐味とかは失われてしまうのか・・
それとも、やってみるとオンラインでもその成果を出せるのか・・
今まで通りじゃなきゃダメだと思い込んでしまうと、何もチャレンジできませんので、兎にも角にもやってみるしかありませんね!
そして、その考え方としては、コロナ後に備えるのではなく、コロナ後の世界を自分たちが創造するという在り方が大切ですね。
今回のような大波に、ずっと振り回されていては、体力が持ちませんから。
以上、追記終わり。
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.115