ブログ筋トレ

           

2025/05/05

事業100年の計

空学

「事業100年の計」──家系と企業が一対であるという経営の本質


皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。

第8週目のブログでは、「事業100年の計」をテーマにお届けします。

前週のブログでは、「短期目標をやり抜く力こそ、成功する企業の共通点」であるとお伝えしました。

今週は、その先にある「長期的視点での経営戦略」、そして、未来へと続く会社をどう築いていくのか?について綴ります。


事業承継とは、家系を豊かにすること

これまで、経営者として、また支援者として、さまざまな会社の「承継の瞬間」に立ち会ってきました。

そのたびに感じるのは、事業承継とは、

単なる引き継ぎではなく、家系そのものを豊かにしていく営みである

ということ。

企業と家系は、一対(いっつい)です。

・子どもへ、孫へ、さらにその先の世代へ

・事業だけでなく、想い、哲学、そして「環境」を引き継いでいく

それが、「事業100年の計」という言葉に込められた、真意ではないかと私は考えています。


経営とは、環境を“創り続ける”こと

「100年続く会社をつくりたい」

この願いは、多くの経営者の中にあるはずです。

でも、それは言葉だけでは決して実現しません。

100年を見据えるということは、

“今”を土台にしながら、“未来の環境”を創り続ける覚悟を持つ

ということ。

・社員さんが安心して働ける環境

・お客さまに信頼される関係

・地域と共に育つ企業文化

そして、

・後継者が希望を持てる舞台

これらを「整える」のではなく、創り続ける

経営とは、そんな連続した「環境構築」の営みなのだと、私は思っています。


次代へ向かう視点 ──「今だけ」「自分だけ」からの脱却

短期的な売上や、自分の代の成功だけを考えてしまう。

経営者として、その誘惑に負けそうになることもあるでしょう。

でも、「今だけ」「自分だけ」では、永続する会社は創れません

必要なのは・・

「これからも」そして「周りも」という視点。

・与えれば、与え返される。

・それが、天の理(ことわり)。

・自然界の法則に反するものは、必ずどこかで崩れます。

この世界には、見えないルールが確かに存在しています。

そしてそのルールを尊重した経営こそが、真の「長期戦略」につながるのです。


経営理念は、未来の羅針盤

ナイスオンホールディングスの経営理念に、私はこんな想いを込めています。

「人生に輝きを、そして、命に喜びを」

この理念は、今のことだけではなく、未来の社員さん、そのご家族、地域、そして社会全体への祈りでもあります。

だからこそ、目先の利益や流行に惑わされず、どこまでも「本質」に沿って、企業を育てていく・・

これこそが、「事業100年の計」の核心なのです。


結びに──改善へと繋ぐ“未来を創る力”

来週は、TOC(制約理論)を用いた業務効率化をテーマに、より現場にフォーカスを当てた改善の視点をお届けします。

長期の理想を描いたあとは、そこへ向かうための「具体的な手段」を持つことが必要です。

戦略も理想も、「実行」によってしか現実にはなりません。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

それでは、素敵な一週間をお過ごしください。

今週も、皆さまにとって輝く毎日でありますように。

ナイスオンホールディングス株式会社

四ケ所秀樹

ご感想・ご質問・ご関心、何でもお気軽にお寄せくださいませ。

ともに、“未来に受け継がれる会社”を育ててまいりましょう。

ナイスオン公式ブログ Vol. 1,117

NICEONのお得な情報配信中!!

今すぐ友達登録!

YouTubeチャンネルはじめました!

今すぐチャンネル登録

この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

contactお問い合わせ

webでのお問い合わせ