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2020/09/03

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売上だけを見ていて、本当に大丈夫ですか?

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、売上という言葉は、売価と数量に分けて考えることをお勧め致しました。


昨日のブログは、こちらです。
売上と言わずにPQと言おう!


売上を増やそう!!


こういう号令がかかることは、よくあることだと思いますが、あまりにも抽象的ですよね。


【売上=売価×数量】です。


だとすれば、


売価を維持しながら、数量だけアップする方法を考えよう!


とか、


数量は10%ダウンしても良いから、売価を10%アップする方法を考えよう!


とか、より具体的な戦術の方が、社員さんもイメージしやすいですし、動きやすいですよね。


利益をアップするには、売上を増やさなければ・・・


確かにそうかもしれませんが、売上は、そう簡単に増えるものではありません。


なので、リーダーとしては、少なくとも、社員さんが一丸となって行動しやすい状況を作る必要がありますよね。


そのためにも、ぜひ、【売上と言わずに、PQと言う】ことから始めてみましょう。


社内から、Pですか?Qですか?という質問が溢れるようになれば、階段は1つ登れていますよ。


それでは、今日のブログです。



売上だけ見ていて、大丈夫と言えますか?

もしかすると、このタイトルを見て、ビックリされたかもしれませんね。


昨日は、売上を、売価と数量に分けてみましょう!と言っておきながら、


今日は、売上だけを見ていて、大丈夫ですか・・・?


という質問。汗


何を考えているんだ!


と思われたかもしれませんが、昨日の内容も大切ですし、今日の内容も大切なのです。


売上を見るならば、少なくとも、【売価×数量】で考えなければなりません。


でも、経営は、売上だけみていれば大丈夫・・・


だとは、言えません。


なぜなら、売上と利益には【相関関係がない】からです。


つまり、売上が増えたら利益が増える・・・


という関係ではないのです。


それでも、売上を増やそう!という会社が、何と多いことか・・・


実は、その理由も分かっています。


その1つは、売上からしか【粗利は1円も入ってこない】ということです。



粗利順で並べ替えてみると・・

例えば、1個80円で仕入れた卵を、100円で売ったとします。


このとき、売上は、売価×数量ですから、100円×1個=100円になりますよね。


それと同時に、100円の売価から80円の原価を引いた20円という粗利が、会社に入ってきているのです。


この20円という粗利は、お客さまが商品を買って下さらない限り、絶対に会社には入ってきません。


この1つひとつの粗利の積み重ねが、会社の全体の費用(固定費)を超えると、初めて利益が出ますので、会社としては、この粗利をドンドン積み重ねたいわけです。


だから、売上をアップしよう!という号令がかかります。





ただ・・


ここからが大切なポイントです。


売上の高い順と、粗利の高い順にも、相関関係はありません。


つまり、売上が高い順と、粗利の高い順が、同じ順番になっているとは限らないのです。


なので、私は、必ず質問する内容があります。


商品やお客さまを、粗利順に並び替えた表を、見せて下さいませんか?


如何でしょうか?


売上が大きいからと言って、会社に1番貢献してくれているとは言えません。


リーダーとして、見なきゃいけないポイントは、しっかりと抑えておきましょうね!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.515-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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