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2020/01/29

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【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜粗利率を考える〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、会計の4種類に触れながら、率による経営判断について考えてみました。


昨日のブログは、こちらです。
【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜管理会計と戦略会計による意思決定の違いとは〜


その中で、管理会計は過去であり、戦略会計は未来であると書かせて頂きました。


また、管理会計による意思決定と、戦略会計による意思決定は、いったい何が違うのかについて、損益分岐点売上高を例に、説明させて頂きました。


率による経営判断は、正しいと言えるのか。


今日から、1つひとつ例に出して、考えてみたいと思います。


それでは、今日のブログです。



粗利率を考える

今日のテーマは、【粗利率による経営判断】です。


粗利率とは、1品あたりの粗利÷売価×100で求められる数字になります。


この粗利率について、カツカレー屋さんのオーナーになったつもりで話を進めたいと思います。


私の店のカツカレーは、1,000円で販売しています。


そして、このカツカレーの材料費は300円なので、1杯の注文から、700円の粗利を受け取ることができます。


先ほどの計算式にて粗利率を計算すると、700÷1,000×100なので、70%になりますね。


私は、何かの勉強会で、この粗利率がとても大事だと聞いたので、この70%という数字よりも悪くならないように、細心の注意を払っていました。


ある時、私の店の近くに、カツカレー屋さんが進出してきました。


何ということを!と思いましたが、私には、そのお店の出店を止める権利はありません。


そのカツカレー屋さんのオープン日、私が食べに行くわけにはいかないので、妻に偵察に行ってもらいました。





味は?


値段は?


雰囲気は?


妻からの情報によると、カツカレーの味はとても美味しく、値段は900円。


そして、店内の雰囲気もよく、リピートする人も多そうとのことでした。


すぐに、何らかの手を打とうかとも思いましたが、2ヶ月くらいは、今のままで様子を見てみることにしました。


2ヶ月後、味は負けているとは思いませんでしたが、お客さまの数が減ってきました。


オープン直後は仕方ないと思いましたが、なかなか、売上が戻ってはきませんでした。


私は、どうしたら良いかを考えました。


そして、100円の値引きをして、900円で販売することを決めました。


ただ・・・


大事な粗利率が悪くなってしまいます。


今まで、1杯700円だった粗利益が、1杯600円に減ることになります。


つまり、600÷900×100なので、その粗利率は67%です。


いや〜、困りました。


皆さまが、このカツカレー屋さんのオーナーであれば、どうなさいますか?


ぜひ、考えてみて下さいね。



【粗利率】による経営判断は、正しいと言えるのか?

私は、粗利率が大事だと聞いていたので、70%から67%に減ることが、怖くてしかたありませんでした。


このままでは、赤字に転落してしまう。


粗利率を70%に戻さなくては・・・


そのためには、300円の材料費を、270円にしなければなりません。


私は、ご飯の量を減らし、豚カツを薄いものに変えることにしました。


よし!


これで、900円で販売したとしても、70%の粗利率は確保できる!


私は、安心してカツカレー作りに没頭しました。


そして、新規のお客さまと共に、常連のお客さまも帰ってきてくれました。


しかし、100円の値引きの影響か、以前よりも売上は落ちてしまいました。


それよりも何よりも、一度は戻ってきてくれた常連のお客さまが、どんどんと離れていきました。


これは、まずい。


そう思った私は、ライバル店よりも100円安く、カツカレーを販売することにしました。


ということは、1杯のカツカレーを240円の材料費で作らなければなりません。


ご飯の量、豚カツの厚さに続き、高騰している野菜を減らすことにしました。


これで、何とか【70%の粗利率】を確保することが出来ました。


如何でしょうか?


これが、【粗利率による経営判断】です。


この考え方を支えているのは、【粗利率が悪くなると赤字になる】という思い込みではないでしょうか?


逆のことも言えますね。


【粗利率が良くなると利益が出る】という考え方です。


ここで皆さまにお伝えさせて頂きたいのは、値下げをすることや、原価を下げることがダメだということではありません。


粗利率に縛られていることに対して、質問させて頂いているのです。


粗利率を守れば、利益は出るのでしょうか?


粗利率が悪化すると、利益は減るのでしょうか?


ぜひ、考えてみて下さいね。


明日も、この続きを書いていきたいと思います!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.297

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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