ブログ筋トレ

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2019/12/20

MQ戦略ゲーム

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学び

MTにデータを溜めたからこそ分かったこと! 〜あるパン屋さんの物語 連載第8回〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日は、このパン屋さんの物語を支えていたのは、MT(エムティー、以前はマイツール)の存在が大きかったことをお伝えさせて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
MTというデータベースソフトで科学的経営を! 〜あるパン屋さんの物語 連載第7回〜


日次決算の仕組みをすぐに実現できたのも、MTにて単品管理を行ったからに他なりません。


いつ、何のパンが、誰に、何個、いくらで売れたのか。


このデータに、パンの原価を加えて、ひたすら溜めていったのです。


すると、MQ会計の要素である、P(売価)・V(変動単価)・M(粗利、P-V)・Q(販売数量)が分かりますので、自ずと、PQ(売上高)・VQ(売上原価)・MQ(粗利総額)、そして、v率(原価率)・m率(粗利率)が分かりますよね。


このパン屋さんにあるレジは、小売り専用でしたので、卸売りに関しては全て、エクセルにて入力して頂き、私がそのデータをMTにコピーして、科学的経営のお手伝いをしておりました。


このデータがあったので、社長は、v率(原価率)の異常に気付かれたのです。



必要な分しか仕入れない、作らない!

まず、先にお伝えしなければならないのは、MTに溜めていく単品データの原価については、ざっくりとした数字です。


なので、厳密に計ったわけではありません。


出来上がったパンの重さや、具材の種類などから、材料費としてかかっているであろう金額を予想して頂きました。


毎月の全ての販売データが私の手元にありましたので、v率を計算してみると、毎月27〜28%の間で推移しておりました。


社長も、MTのデータに関しては、違和感を抱いてはおられませんでした。


ただ、日次決算の仕組みを導入してすぐに、絶対にしなければいけないことがあります。


それは、月次決算との差額の調整です。


あまりにも数字が違うのであれば、日次決算の数字を信じることは出来ません。


しかし、この時は、逆だったのです。


社長は、月次決算の数字が違うと仰いました。


原価率がおかしい、と。


どちらが正しいのか、間違っているのか、私には分かりませんでしたが、確かに、月次決算のv率の方が、日次決算よりも3〜4%は高かったです。


金額にすると、月額20〜30万円の差額が出ていました。


必要な分しか仕入れない。


必要な分しか作らない。


この2つをルールにしていましたし、卸売りに関しましては、基本的には前日までに注文が入りますので、売れ残ることがほとんどないパン屋さんです。


復習になりますが、In-Out-残を考えてみましょう。


Inが多く、Outが少ないのであれば、残である在庫が増えます。


Inが少なく、Outが多いのであれば、残である在庫が減るか、欠品します。


つまり、このパン屋さんの場合、Outは売上で、在庫に関してはほとんど無いことが分かっていますので、Inを計ってみることで、何がおかしいのかを掴めますよね。


ということで、MTの単品管理のデータに、製造数量を加えることにしました。


つまり、いつ、何のパンを、誰に、何個、いくら(売価・原価)で売るために、何を何個作ったのか?というデータを溜めてみたのです。


すると、理論値の在庫と実値の在庫に、大幅な違いが出てしまいました。


理論値では、在庫が残っていないとおかしいという結果になったのです。


残っているはずのものが、工場には残っていない。


その理由は、第6回の連載で書いたとおりです。


今回のブログでお伝えさせて頂きたいのは、MTに、データさえ溜めておけば、科学的な数字が何だって出せると言うことです。


連載第3回のブログの値上げに関しても、どのパンを値上げしたらどうなるのか?については、MTにて何度もシミュレーションしました。


勘と経験と度胸だけに頼らず、MTにて、しっかりと数字の分析も行っていたのです。


その数字の分析も、過去ではなく未来の数字の分析でした。


MTには、未来の日付を入力する。


この意味が分かってくると、もう、この道具を経営から手放すことは出来なくなりますよ。


下記が、私がお話しできる事例です。





これらの事例に関しましても、このブログにて、随時ご紹介させて頂きますね!


第9回に続く。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.257

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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