ブログ筋トレ

           

2019/06/08

書評

アイザック・H・ジョーンズ著:世界のエグゼクティブを変えた【超一流の食事術】 〜痩せるということではなく、SDGsにも繋がる食事の考え方を学びたい方にお勧め〜

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日、約1ヶ月ぶりに東京にやってきました。


羽田空港に到着後、3回乗り換えして六本木一丁目駅へ。


そして、駅から直通のビルの16階にて、MTGさせて頂きました。


いや〜、それにしても素敵なオフィスでした。


その後は、四ツ谷に移動して、超レアな4人で交流会。


仕事も立場も年齢もバラバラですが、未来の話が多くて、とっても楽しかったです。



久しぶりに一気読み!

結論から言うと、この本は、ぜひ読んで頂きたいです!


糖質制限で痩せよう!みたいな本や、そのためのレシピ本は、流行ということもあって、本屋さんでも頻繁に目にします。


また、私自身、人生最高体重を記録している今、過去に成功した糖質制限によるダイエットを始めようと思っていることもあり、糖質制限は、とても関心のある分野です。


ただ、この本に書かれていることを読むと、糖質制限=ダイエットではないことが良く分かります。


もともと関心を持っている分野だからということもあるかもしれませんが、書かれている内容に引き込まれ、一気に読んでしまいました。


170ページくらいの本ですが、2時間かからなかったと思います。


それが、超一流の食事術という本です。





シュガーバーニングからファットバーニングへ

シュガーバーニングとは、糖質燃焼型のことで、糖質をエネルギー源として使います。


そして、ファットバーニングとは、脂質燃焼型のことで、脂質をエネルギー源として使います。


著者であるジョーンズさんの提案は、人類の歴史でこの1万年くらいで定着してしまった【シュガーバーニング】の状態を、人類誕生から399万年くらい続いていた【ファットバーニング】の状態に【戻そう】というものです。


なぜなら、心臓も肝臓も脳も、そのほかのすべての臓器も、エネルギー源として、【糖質ではなく脂質】を好んでいるからだそうです。


また、これらの臓器のエネルギー源として、糖質を使うようになったからこそ、脳の機能を低下させたり、糖尿病、心臓病、癌、うつなどが増えてしまったと続けられています。


ジョーンズさんは、ご自身の発達障害を、食事で治癒されており、それが、今のお志事に繋がっているとのことでした。


私たちには、【糖質制限=ダイエット】という認識が強いと思いますが、【糖質制限=健康】というふうに、認識を変えないといけないようです。


ただ、大切なことは、糖質を制限するだけでは、健康には繋がらないということです。



良質のアブラを積極的に取り入れる

【アブラ=太る】という認識は誤解であり、むしろ、私たちの身体には、積極的に【良質のアブラ】を摂取した方がいいと、ジョーンズさんは述べられています。


アブラがダメではなく、【ダメなアブラを摂取する】のが良くないのだそうです。


つまり、私たちの身体を健康体に戻すためには、糖質を制限するだけではなく、良質のアブラを積極的に取り入れようという提案です。


また、体の細胞は常に入れ替わっているので、良いアブラを取り続けていれば、新しく出来る細胞は、みな良いアブラを材料に作られた、健康な細胞に生まれ変わると続けられています。


そうです。


糖質制限で痩せよう!ではなく、


糖質を制限し、脂質を取り入れることで、脳の機能を高め、炎症と炎症の慢性化が原因で起こる病気(血管障害、臓器障害、ガン、アルツハイマーなどなど)を自らの食事で防ごう!


ということなのです。


脳の細胞は、入れ替わるのに7年かかるそうですが、そのほかの95%の細胞は、【1年で入れ替わる】そうなので、糖質制限と良いアブラの摂取は、続ければ続けるほど、良いことが待っていそうですよね。



SDGsにも繋がる

以前のブログにて、SDGsのことを紹介させて頂きましたが、この本を読み進めていくうちに分かってきたことは、良質のアブラを摂取するという意識が、SDGsに繋がるということです。


SDGsのブログは、こちらです。
サスティナビリティ視察ツアー in スウェーデン 2019.0227


例えば、糖質制限をしているときに、ステーキを食べたりしますが、この牛が、どのように育てられたかが問題なのです。


糖質制限+良質なアブラの摂取が大事なのですが、ステーキを食べることによって、悪質なアブラの摂取をしているなら、痩せるかもしれませんが、【健康的な細胞に変えることが出来ない】のです。


良質なアブラとして、バージンココナッツオイルが取り上げられていますが、これも同じことですね。


その原産地、そして、その作られ方が問題なのです。


安価なココナッツオイルでは、悪いアブラの可能性があるのだそうです。


大きな問題は、スウェーデンに行ったときには、常に、環境認定ラベルなどを探し、その食べ物を買おうとしておりましたが、日本は、その取り組みが遅れています。


つまり、なかなか手に入れることが出来ないということです。


良質なアブラといっても、どのアブラが良いのか、スーパーマーケットでは分からないという現状を、どうにかしないといけません。


2020年4月23日 追記
この現状についてですが、認識を改めなければなりません。


静岡県の浜松市の飲食店経営者である伊藤匠(株式会社チル・ダイナー 代表取締役)さんは、【持続可能な食の実現】を目指して、旧来の飲食店経営から、たとえ食材が高かったとしても、持続可能な飲食店経営に切り替えられました。


なぜ、そのようになさったのかは、チル・ダイナーさんのホームページにて、伊藤社長からのメッセージをご覧下さい。


このように、必死になって、地球で暮らす私たちのことを考え、そして、母体となる地球を護るために、日々努力をなさっている方がいます。


伊藤社長だけではなく、他にも、食に関わる多くの方が、そのような意識を持って経営をなさっていたのです。


私が知らないだけでした。


無知とは、本当に恐ろしいことです。


それからというもの、私は、できる限り【持続可能】というコンセプトを打ち出された飲食店や、スーパーマーケットに行くように心がけています。


食べさせて頂くことで、美味しいだけではなく、安全・安心ですし、何より、地球に貢献している気持ちになれるからです。


私たちが住んでいる地球が終わったら、それこそ、私たちの生活は【持続不可能】です。
以上、追記終わり。


これが、私がこの本を読み進めていくうちに、SDGsの取り組みに繋がると感じた理由です。


私自身、すごく意識が高まったのを感じます。


自らの体を健康にするだけではなく、地球の体をも健康に出来る。


大げさではなく、ジョーンズさんの提案は、SDGsにも繋がっていると思います。


糖質制限に興味関心のある方だけでなく、SDGsに関心のある方にも、ぜひ、読んで頂きたい本です!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.61

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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