ブログ筋トレ

           

2021/08/16

TOC

全体最適思考

その提案は、改善でしょうか?

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、ナイスオンサイクルについて書いてみました。


昨日のブログは、こちらです。

想い→ストーリー→数値化というサイクルを回す!


決算書は、結果です。


そして、決算書は数字でできています。


なので、会社を良くするために、数字を学ばなきゃ!・・と思われるのは、ものすごく理解できます。


ただ・・


数字をお伝えする側の人間が言うことではないかもしれませんが、数字は、想いを超えることができません。


そして、数字が、ストーリーを超えることもありません。


つまり、数字というのは、皆さまの【想いやストーリー】を後押しをするものなのです。


だからこそ、想い→ストーリー→数値化というサイクルの順番になるのです。


如何でしょうか?


数字を学ぶことで、業績が上がることは確かにあります。


しかし、長続きはしません。


そうではなく、繁栄・永続に必要なのは、経営者自身の圧倒的な想いなのです。


ぜひ、強烈な想いを抱いて下さいね。


それでは、今日のブログです。



その提案は、改善でしょうか?

社員さんから、様々な提案が上がってくると思います。


提案がないと・・うちの社員はと嘆き・・


提案が増えると・・うちの社員はと喜び・・


上司というのは、なかなかに忙しい役割ですよね。汗


ここで・・


その提案が、改善になっているかどうかについては、どのように考えていらっしゃるのでしょうか?


今まで、2時間かかっていたものが、1時間で終わるようになった。


今まで、70%しか使えていなかった機械を、100%動かせるようになった。


今まで、5回も段取り替えをしていたのが、2回の段取り替えで済むようになった。


今まで、何人かの社員さんの手が空くことがあったが、全員の手が同時に動かせるようになった。


今まで、原価率が70%だったのが、原価率が65%に減った。


如何でしょうか?


すべて、改善になっていますよね?


ん!?


本当に改善になっていますか?


なっていると言えますか?


残念ながら、改善になったかどうかは分かりません。


なぜなら、下記の問いが足らないからです。


それで、粗利総額は増えたのですか?


どんなに部分が良くなろうが、全体の結果が良くならなければ・・





それは、改善とは言いません。


ここが、ものすごく大切なポイントです。


改善になっている感じ・・ではダメです。


TOC(制約条件の理論)では、次の3つを評価の基準としています。


粗利総額と在庫と固定費


つまり、この3つが、数字として良くなっているか・・を、徹底的に分析するのです。


これらが、結果として良くなっていないものは、改善とは言いません。


もっともっと、改善の評価軸を明確に致しましょう。


そうでなければ、何のための改善なのかが曖昧になり・・


全く無意味な改善が、会社の到るところで行われてしまいますから・・


それは・・


極端に言うと・・


百害あって一利なしです。


改善しているつもりで、どんどん会社が悪くなる・・


心当たりがある方は、ぜひ、お問い合わせ下さいませ。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.862-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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