ブログ筋トレ

           

2020/08/18

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全体最適思考

せっかく作った業務フロー図が機能しない理由とは・・

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、学び始めたマーケティングとコピーライティングについて触れてみました。


昨日のブログは、こちらです。
《100万人が経験! or 96%が実感!》反応率が高いのは・・?


まだ、第1講が終わっただけですが、マーケティングを得意とする方々の言葉を思い出しました。


ターゲットを明確に。


戦略を明確に。


でも、これらは、マーケティングに限った話ではなく、他の分野でも同じコトですよね。


いかに考えが浅はかだったか、あっという間に思い知らされました。


先が思いやられるというか、


多少、学ぶのが怖かったりもしますが、


逆に言うと、


ここに身を置けってことだなと感じています。


一生、学びですね!


それでは、今日のブログです。



経営課題の改善は、業務フロー図の作成から始まる

唐突ですが、皆さまの会社には、【会社の全体を見渡せる】業務フロー図がありますでしょうか?


私は、経営コンサルタントですが、会社訪問の際には、決算書と業務フロー図を見せて頂くようにしています。


なぜか。


それは、この2つを見ることで、【経営課題の仮説】を立てることができるからです。


例えば、冒頭の質問に戻りますが、【全体を見渡せる】1枚の業務フロー図を持ってきて下さいと、お願いしたとしますよね。


その際、私の経験上になってしまいますが、


・業務フロー図はありません。


・部署ごとの業務フロー図ならありますけど・・


・荒っぽいものでも良いですか・・


という、3つの返事に集約されます。


ここで、皆さまは、それぞれの割合って、どれくらいだと思いますか?


上から、60%・35%・5%くらいです。


如何でしょうか?


このように、全体を見渡せる【1枚の業務フロー図】を作成している企業は、ほとんどありません。


これが、中小零細企業に、部分最適な対処が蔓延している原因の1つでもあると思います。


ただ、全体を見渡せる業務フロー図があったとしても、それを、活かせていない企業も多いです。



せっかく作った業務フロー図が機能しない理由とは・・

いったい何故でしょうか?


それは、語彙の統一ができていないからです。


例えば、


前の工程から仕事が流れてきたら、【すぐに】仕事に取りかかる・・


と、決まっていたとします。


どこから、どんな風に仕事が流れてくるかも、業務フロー図には描かれています。


ただし、【すぐに】という言葉が曖昧なのです。


すぐにって、何でしょうか?


自分の仕事が終わってから、30分以内のことでしょうか?


自分の仕事が終わっていようが、何だろうが、流れてきたら即でしょうか?


では、即って、どれくらいでしょうか?


こんな風に、実は、個人の価値観によってバラバラに判断される言葉が含まれてしまっているのです。


なので、溜まるはずのない仕掛品が、なぜだか溜まってしまう・・


そんなことが、日常茶飯事で起きてしまうのです。


視点統一


語彙統一


これらは、意識しないとできませんが、これができない限り、好ましくない現象は起き続けます。


なので、パッと見たら、それ以外は考えられない工夫をしてみましょう。


前の工程から仕事が流れてきたら、30分以内に着手する。


30分以内に着手できないときは、今の仕事の手をとめて、前の工程にお知らせする。


前の工程は、後ろの工程から、30分以内に着手できないという連絡を受けたときは、今の仕事の手を止める。


もちろん、こういったルールが、部分最適に陥ったものであれば、本末転倒ですので、全体を見渡せる業務フロー図によって考えることが大切です。


如何でしたでしょうか?


もし、全体の業務フロー図がないのであれば、【粗く】で構いませんので、まずは、作成してみてください。





粗くで良いのか?


はい、粗いことが大切なポイントなのです。


中小零細企業の経営課題の改善は、ここから始まると言っても過言ではありません。


全体を司る一手を選び、そこに経営資源を投下して、改善を試みる。


まさに、選択と集中ですね!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.499-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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