2022/04/20
学び
ブログ筋トレ
2020/07/13
学び
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、NICE ONが主催している【素の會】という勉強会についてご紹介させて頂きました。
昨日のブログは、こちらです。
今年も【素の會】勉強会が始まります!
学びとは、自分が自分であることを実行すること。
ということは、自分って誰?という命題に答えを持ち合わせていないと、その自分を生きることは出来ませんよね。
素の會は、まさに、ここに向き合う3日間です。
他人のことはよく分かっても、なかなか分からないのが自分です。
ぜひこの機会に、共に学び、本当の自分自身と出会う【キッカケ】にしましょう。
それでは、今日のブログです。
この記事の内容
今日は、数字のお話をしてみたいと思います。
値付けをなさっている方には、特に聞いて頂きたい内容です。
皆さまは、【粗利】という言葉を聞かれたことがありますか?
多くの方が、知っている、もしくは、何となくは聞いたことがある言葉かもしれませんが、この【粗利】をテーマに書かせて頂きます。
まずは、粗利の計算方法からです。
粗利は、1品あたりの販売価格から、その商品の原価(変動単価)を差し引いて計算します。
例えば、1個あたり4円で仕入れたマスクを10円で販売したとすると、【10円−4円=6円】が粗利となります。
40円で仕入れたものを100円で販売したら60円。
400円で仕入れたものを1,000円で販売したら600円。
これらが粗利です。
もう計算方法は、大丈夫ですね。
それでは、本題です。
今度は、粗利ではなく、粗利率を計算してみましょう。
その計算方法は、次の通りです。
粗利÷売価(販売価格)×100=粗利率
例えば、先ほどの例で計算してみると、600円÷1,000円×100=60%が粗利率になります。
では、質問を変えてみたいと思います。
【100円で仕入れ】たものを、【粗利率20%】になるように販売価格を決めてみて下さい。
如何でしょうか?
計算できましたでしょうか?
そんなの、簡単。
120円!
こう答えを出して、安心なさっていないことを祈るばかりです・・
へ!?
はい、120円は間違いです。
20円÷120円×100=17%
私は、粗利率20%になるように、販売価格を決めて下さいね〜と、お伝えしておりました。
そうです。
こうやって、勘違いが起きているケースを、実際に見てきました。
20%になるはずの粗利率が、結果を見てみると、なぜだか17%になってしまう・・
そもそも、販売価格の設定が間違っていますので、当たり前のことなのですが・・
ここで、もう一度、先ほどの質問をさせて頂きますね。
【100円で仕入れ】たものを、【粗利率20%】になるように販売価格を決めてみて下さい。
120円とパッと答えられた皆さまは、100円×粗利率20%=20円。
これを、100円に足し算して、120円と答えられたのではないかと思います。
こうして勘違いが起きているのです。
正しくは、【原価率】を使って次のように計算します。
*原価率=100%−粗利率
例えば、粗利率が20%であれば、原価率は80%
仕入価格(原価、変動単価)÷原価率=販売価格(売価)
先ほどの例だと、100円が仕入れ価格で、原価率が80%ですから、
100円÷80%=125円
つまり、100円で仕入れたものは、125円で販売しないと、粗利率が20%にならないのです。
如何でしょうか?
値付けこそ経営と言われるように、値付けを利益に対するインパクトがものすごく大きいですから、この機会に、勘違いをしていないか、確かめてみて下さいね〜
あっという間に、利益体質に変わる可能性だってありますから!
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願いします。
ブログ筋トレVol.463-1