ブログ筋トレ

           

2019/05/08

SDGs

サスティナビリティ視察ツアー in スウェーデン 2019.0227

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


ブログを書くようになって、いかに、しっかりとした振り返りを行っていなかったか、反省するばかりです。


iPhoneの中に入っている写真を遡って見ていると、様々な体験をさせて頂いていることに気がつきます。


体験を経験に変える。


あるいは、知識を智慧に変える。


これからは、ブログを書くことを通して、日々の価値を最大化させていこうと思います。



初めての北欧へ

初めての海外旅行は、19歳の時にバイトの先輩たちと行ったグアムでした。


それから、22歳の時にアメリカのフロリダ州に1年間滞在し、新婚旅行でオーストラリアに行き、両親を連れてカナダに行き、妻とアメリカに行き、なんと年賀状の1等があたり香港にも行きましたが、なぜだか、足が向くのは英語圏でした。


2003年に長男が生まれてからは、海外に行くことも少なくなってしまいましたが、2016年5月にはサンフランシスコ、2017年7月には子供たちを連れてロサンジェルス、2017年9月には初めてのタヒチ、2018年11月には、これまた初めてのフランスと、英語圏以外の地にも訪れる機会を得ました。


こうなってくると、もともと海外志向が強かったせいか、海外の情報にすごく敏感になってきますね。


そんな時、共に学ばせて頂いていた皆さんが、SDGsで話題のスウェーデンに、視察研修で行かれているのを、Facebookでたまたま見かけました。


毎日、毎日、アップされる内容に、ただただ惹かれるばかりで、私も行くと心に誓ったのを今でも覚えています。


そしてついに、Facebookでスウェーデン視察を見かけたちょうど1年後の2019年2月27日、共に学ぶ仲間と共に、スウェーデンの地に到着しました。



到着後すぐに研修開始

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略です。


持続可能な開発目標ということなのですが、具体的には、2030年までに、世界を持続可能な社会に変えるための約束です。


そして、スウェーデンは、このSDGsの取り組みにおいて、その達成率が世界一なのです。





今回、スウェーデン視察の企画から、現地での移動、宿泊、通訳、現地企業との交渉まで、すべてのお世話をして下さったのは、株式会社ワンプラネット・カフェのペオさんと聡子さんです。


聡子さんは、なんと鳥栖出身!!ということで、一気に親近感が湧いたのと同時に、鳥栖の方が世界で頑張っておられることに、ものすごく刺激を受けました。


この視察研修は、現地集合、現地解散が原則なので、日本からは、成田組と関空組に分かれての移動となりました。


私は、名古屋での仕事があったので、日本時間で、2月27日の午前7時40分に中部国際空港を出発し、スウェーデン時間の、2月27日午後5時位に到着しました。


日本とスウェーデンは、7時間の時差がありますので、実際には、ほぼ丸1日をかけた大移動でしたが、スウェーデンに到着して、ペオさんに迎えられ、関空組とも合流できたときは、めちゃくちゃ嬉しかったです。





そして、時差ぼけ防止にということで、早速、ホテルの会議室にて研修が始まりました。





眠たさはもちろんありましたが、私が勝手にイメージしていたSDGsとは随分と違った内容に、好奇心が高まって、眠気が吹き飛んでしまいました。






部分ではなく包括的に考える

日本ではSDGsと言っていましたが、世界一般的には、グローバルゴールズとして認識されているようです。


個人的には、エスディージーズよりも、グローバルゴールズという響きのほうが好きですし、説明がしやすいと感じました。


なので、これからは、グローバルゴールズという言葉を使っていきたいと思います。


まず、グローバルゴールズは、3本の柱で成り立っています。


それは、3P(スリーピー)と言われていますが、
・環境(People)
・経済(Profit)
・自然(Planet)
の3つになります。


どれか1つに集中してしまうと、他の2つを悪くしてしまうため、この3つのバランスをどうとっていくのか?どういう地球に変えていくのか?という思考、つまり、部分最適ではなく、包括的(全体最適)に考える(ホリスティックシンキング)ことが、とっても大事になります。


これを、ビジョンとして描いたものがグローバルゴールズであり、17項目の約束なのです。


また、意外と言っては大変失礼なのですが、このビジョンにどうやって向かっていくのかという取り組みは、直感よりも、正しく科学的なアプローチを大切にしているということでした。


これは、後々分かるのですが、全ての取り組みが数値化されていました。


目標も実績も未来も全てです。


つまり、結果を計れないと、ゴールに近づいているのかどうかが分からないため、スウェーデンの皆さまからすると、科学的なアプローチになるのは、ごく自然なことのようでした。



forecastingではなくbackcastingで考える

日本は、過去からの予測ばかり議論しており、これを、forecastingというそうです。


一方で、スウェーデンは、未来をまず考えて、今、何をすべきかを議論しており、これを、backcastingというそうです。


また、どれくらいの未来を考えるかというと、1世代、つまり、25年だそうです。


1世代で出来ることを考えよう!


25年という期間で捉えるならば、まず、否定的な意見が減りそうですよね。


だって、25年あるのですから。


私的には、議論の余地無しと思ってしまいます。


日本の政治や教育と、そのアプローチや思考が、随分と違うのだなと感じました。


日本よりも、スウェーデンでイノベーションが起き続ける理由は、このあたりにあるのではないでしょうか。



サスティナビリティを考える

スウェーデンに行く前ですが、私は、サスティナビリティについて、かなり勘違いをしていました。


環境に良いことをする。


浅い。いくら何でも浅すぎますね。


ホリスティックシンキングでも、バックキャスティングでもありませんね。


では、サスティナビリティ(持続可能)とは何でしょうか?


サスティナビリティな社会って、どんな社会でしょうか?


それは、自然界のルールから学ぶことが出来ます。


1、還すことができる以上に取らない
2、地下から吸い上げず、地上にあるものを使う
3、生物多様性を守る



自然界には、ゴミという概念が無く、全てが資源になります。


ゴミは、人間界だけに存在するのです。


では、なぜ、ゴミが出るのでしょうか?


シンプルですよね。


循環しないものがゴミ・・


つまり、持続可能では無いのが、今の人間界だと言えそうです。



まずは、教育から始めよう

スウェーデンは、昔から持続可能な社会を目指していたかというと、全くそうではなかったそうです。



1972年に、スウェーデンにて地球サミットが開催されたのがキッカケとなり、ジワジワと取り組んでこられたのだそうです。


なので、SDGsが流行のようになっていますが、スウェーデンからすると、40年以上前からの取り組みなのです。


そこで、ペオさんに聞きました。


グローバルゴールズを取り組むにあたって、最も大切なことは何だと思いますか?


教育です!


ペオさんは、即答されました。


地下から掘り出したものが、環境を悪化させる。元々、地上に無いのだから。元々地上にあるものを、地上にあるエネルギーを利用して使うと、環境悪化にはならない。つまり、持続可能とは、そういうことを言うのです。


こういうスウェーデン人からすると当たり前のことを、日本人の多くは知らないのではないか・・


私は、恥ずかしながら、知りませんでした。


これは、1回だけの訪問では分からない・・と、着いて2時間の研修で悟ったのでした。


2日目に続く・・


株式会社ワンプラネット・カフェ様のホームページに載せてあったものを、掲載させて頂きました。グローバルゴールズの全体像が、とっても分かりやすく描かれています。

株式会社ワンプラネット・カフェさまのSDGsツアーに関しましては、こちらからどうぞ!


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.31

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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