CASE STUDY

事業紹介

2021/08/02

株式会社イマリ

株式会社イマリ 代表取締役 久保 雅也さん

四ケ所さんとの出会いは明確に覚えています。
僕は18歳で起業したのですが、創業9ヶ月で月商が1000万を突破し、初年度が年商1億を超えまして、そこからもう2年くらいで年商が3億を超えて、通販の世界ではトントン拍子に月商年商が成長していって、そこまでは順調だったんですよね。

ただ、年商3億を超えたときくらいから人も増えましたし、税金の問題もあって、キャッシュがショートしていくみたいな状態になりました。
当時の僕は、税金のこととか、利益を出せばお金が無くなっていくとかっていう仕組みが良くわからなくて、儲かっているはずなのにどんどんお金がなくなっていったんです。
今振り返ると、18、19の経営の知識もない僕が、どんぶり勘定でもやってこれたのは、粗利率が高い商売だったからだと思うんです。

一番辛かったのは、そこからネットの価格競争が激化していって、今までのプライシングで売れなくなっていって、でも売上規模を維持していくためにも価格を崩さざるを得ないみたいな状況になっていったんです。
粗利率が下がっていくと、どんぶり勘定じゃ経営不可能な状態になるので、結構借り入れもしましたし、そこに疑問は感じていたんですけども、それがなぜ起こっているのか当時の僕にはよくわからなかったんです。

ずっと、自分の中で経営っていうのがよくわからないままやっていたんですが、ちゃんと覚えないと成長しないなっていうことも、ずっとわかっていたんです。税理士さんとかに聞いてもわかるように教えてもらえなくて。

そういうことを色んな人に相談していく中で、株式会社DAQの後藤さんから「久保くん、四ケ所さんと会ったほうがいいよ」と紹介をしてもらって、四ケ所さんに会いに行ったっていうのが出会いの経緯ですね。

MGに初めて参加したときの感動は今でも覚えてますね。
「これだっ!ずっと知りたかった経営の仕組みに関する学びはここにある!」と思いました。
そこからは、MGをするために四ヶ所さんとあっちこっちに行ったりとか、当時の社員全員で車で岐阜まで行って、DAQとイマリで一緒にMGをさせてもらったりもしました。

MGを受けて相当変わりましたよ。
当時、アロマの領域しか事業がなかったんですが、本業がコケ始めているのに、なんで赤字になっているのかよくわからなかったんです。ましてやPLとかBSの観点すらよくわかっていなかったので、儲かったか儲かってないかみたいな世界観でやっていました。
それがMGによって、損益分岐とかPLとか決算、日次決算みたいにどんどん因数分解されていって、頭の中にどんどん入っていくわけですよ。

このままだと良くない、っていうか潰れちゃうねってことに途中で気づけたのも、MGのおかげです。
今なら年間計画とか立てられるんですけど、当時は、今月の目標を立てます、月末になったら売上と粗利が目標に対して達成したか未達だったのか出るわけじゃないですか。
やったーか、残念だったねっていうのが出たら、結局また翌月同じこと繰り返していくわけですよね。
このスパイラルって結構辛いなって思っていて、月の目標を楽にできる方法があるんじゃないかって考えたときに、サブスクモデルを思いつく訳ですよね。
MGから着想を得て考えて、実際にビジネスモデルを作り、それを実際に動かしていって、当時赤字だったものを黒字転換できましたし、そこから飲食に入ったりとか新しい事業に入っていったのも、ほぼすべて、MGで学んだ知識経験スキルを使って、その中に透過していくかたちで僕らは成長していきましたね。

MGによって、社員と共通言語を持つことが出来たのは相当でかいですね。
社員全員にMGをさせているので、例えば新しい事業をするとか、既存事業のプライシングを変えなければならないとか、業者さんから値上げの交渉がきたときに全体にどのくらいの影響を与えるのかっていうことを、みんなMGで計算出来るようになっています。

逆に、その数字を出せるようになってないと、あなたはまだMG期数が浅いですみたいな話を社内でも出来るので、社員の能力差もそこではかれるようになりましたし、優秀な人は、僕ら経営者が欲しい数字をあらかじめそのMGで学んだスキルを使って出してきて、だからこれでいきたいと思いますっていうところまで言えるようになってきているので、それが出来るのはやっぱりMGで学んだ一つの指標みたいなものがそこにあるからこそだと思ってます。

経営者にとって、数字がわからないのが一番怖いんですよね。
居場所がわかんなくなるというか、今どこにいるんだみたいな。
マイナスにいるのかプラスにいるのか。
仮にマイナスにいても、数字がわからないといつまでもつのか、キャッシュがどうなっているのかがよくわからないんですよね。

特に、ネットはリアルの飲食店と違い、売掛や買掛、クレジットカードなどがあるので、入金のタイミングが違って、仕入れは海外で前払いがあって、届いたら何日以内にまた残りを払ってとか、お金がどんどんどんどん分散して散っていくので、結局タイムラグとして2ヶ月くらいキャッシュのまわりがあるんですよね。
僕らは、最初そういう難易度高めの資金繰りのところから始まってしまったので、そこを把握していくのはやっぱり難しかったですもんね。それも、全部MGを極めていけば学べるので、居場所がわかるっていうのは経営者にとって安心ですよね。

四ケ所さんと出会っていなかったら潰れてるでしょうね。これはもう確実に言えるんじゃないですか。
右も左もわからないまま経営を続けていても、会社が今存続しているとは思えないし、少なくとも誰かを不幸にしていたのは間違いないでしょうね。従業員や取引先、銀行など絶対誰かに迷惑をかけていたなと思います。
今はそういうこともなく、規模もしっかりと成長していますので、お付き合いしてもらっている業者さんにも、ちゃんと迷惑かけないようにやってこれているなとは思ってますけどね。

 

四ケ所さんと社員とのやり取りの中で、特に印象的な出来事があります。
四ケ所さんとMGを行った日の夜の懇親会で、四ヶ所さんと社員が熱い論争を繰り広げていたんです。
なんの話なんだろうと思って聞いていたら、まだMGの期が浅い社員が、MGはプレイ時間が決まっているから、自分が負けるとわかったら意思決定もなにもせずに、ずっとカードを引いて黙っていれば周りもプレイ出来ない、それをするしかないみたいなことを言っていたんです。

それを聞いた四ケ所さんが「それを久保さんが選ぶと思いますか?」とか「それで勝って嬉しいですか?」みたいなことを結構言っていたんです。
その社員もそれを本気でやろうと思ったわけではきっとないし、それがずるいことだっていうことはわかっているんだけども、それに対する四ケ所さんの返しは、勝ち負けよりも正しいものがあるだろ・・みたいなことを教えてくれるような気がして。

それを僕は傍から聞いていたときに、すごい良いことを教えてもらっているなっていうふうに思いましたし、僕ら自身の商売も勝つことももちろん大事なんだけど、それだけではなくて「正しく成長していくこと」の大切さを改めて感じました。

全国でたくさんのインストラクターの方がMGを行っていますが、僕はまず四ケ所さんのMGを受けてほしいって言っています。他のインストラクターがだめだっていう話じゃないんですけれども、僕の経験上、四ケ所さんはすごく丁寧だし、すごく明確なのでわかりやすいのかなっていうふうに思いますね。

四ケ所さんは経営者でもあり、人に教えるのが得意で、人が成長していくのが好きな方なので、僕らからしたら教育者という印象です。

僕は、四ケ所さんが、日本の中小企業の社長たちに知識と経験と学びをたくさん広めていって、日本を元気にしていく存在だっていうふうに確信しているので、MGはどんどん広めていかないといけないと思っています。
僕も助けられた一人の経営者として、その一躍を担っているって自分自身思っているので。

中小企業の経営で苦しんでいる方とか、二代目、三代目で経営がまだよくわからないけど、その負荷を担っている方とかは、四ケ所さんと出会うことで、もしかしたら先代が知り得なかった経験知識すら、MGの中で学べることはたくさんあるのかなっていうふうに思いますね。

今は5つの事業をやっているんですけれども、選択と集中をしていかないと事業の成長が鈍化していくっていうのを色んな事業をやってみて自分自身も経験したので、その事業のリソースを集中させていく場所を今決めています。
短期的な目標としては、その領域においてあと5年をかけて30億をしっかりとこえていくと。
100億も目指す話もあるんですけど僕らの会社としてはまず、短期的に30億に集中していこうと思ってますね。

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