2026/06/22
企業支援
学び
空学
ブログ筋トレ
2026/08/03
企業支援
学び
書評
皆さま、こんにちは。
ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。
前回は、打ち手を探す前に、見たくない現実を見ること。
そのようなお話を、させていただきました。
すると、こんな声をいただきました。
「・・では、現実を見たあとは、どこへ向かえばいいのでしょうか・・?」
本日は、そのお話です。
前回と同じ一冊、三枝匡さんの『閉塞企業を甦らせる』から、お届けいたします。
・・さて。
「戦略」という言葉を、私たちは日々、当たり前のように使っています。
でも、「戦略とは何ですか?」と正面から聞かれると・・
意外と、答えに困りませんか?
私自身が、長い間そうでした。
三枝さんは、戦略とは・・
外部の動きと自社の強み・弱みを見極め、どこに力を集中するかを決め、勝つまでの道筋を描くことだと述べておられます。
そして、その定義の最後に、私の背筋が伸びる言葉がありました。
その実行手順を、組織の中に示すこと。
・・ここです。
組織の中に、示す。
つまり・・
どれほど深く考え抜いた戦略でも、それが社長の頭の中にあるだけなら、まだ戦略ではない、ということです。
・・私は、これまで何度も、こういう場面に立ち会ってきました。
社長は、本当によく考えておられます。
夜も眠らずに、考えておられます。
ですから、社長の中には、確かに答えがある。
けれど、社員の方にお聞きすると、こうおっしゃる。
「・・さあ、社長が何をお考えなのかは、ちょっと分かりません」
この差が、そのまま、会社の停滞になっていきます。
考えていないのではないのです。
示されていないのです。
・・そして、もう一つ。
三枝さんは、定義のすぐあとに、こう書いておられます。
まだ実行していないことを描く戦略は、常に「仮説」である、と。
仮説。
私は、この一語に、救われる思いがしました。
なぜなら・・
戦略と聞くと、多くの方が「当てなければいけないもの」だと感じておられるからです。
外れたら、恥ずかしい。
外れたら、責任を問われる。
だから、決めきれない。
だから、示せない。
・・でも、そうではないのです。
最初から、仮説なのです。
三枝さんは、その良し悪しを決めるのは、当たったかどうかではなく、「ロジックの強さ」だと書いておられます。
・・これは、経営者にとって、とても大きな救いだと、私は思います。
外れることは、恥ではない。
けれど、なぜそう考えたのかを説明できないまま進むことは、危うい。
そういうことだと、私は受け取りました。
ですから、私がお客さまとご一緒するときは、いつも三つをご一緒に描きます。
いま、どこにいるのか。
どこへ、向かうのか。
そこまでの、道のりはどうか。
現在地と、ゴールと、道のり。

この三つがストーリーとしてつながり、組織の中で共有されたとき、戦略は初めて動き始めます。
一つでも共有されていなければ、社員さんたちは、それぞれ別の地図を持って、一生懸命、歩くことになってしまいます。
そして、そこから先が、いちばん大切です。
その道のりを、今年、今月、今週・・
現場が明日から動ける単位まで、降ろしていきます。
そうすると、何が起きるか。
一週間ごとに、数字で確かめられるようになるのです。
うまくいっているのか、いっていないのか。
感覚ではなく、数字で分かる。
・・仮説だからこそ、検証できる形にしておく。
外れたときに、「どこが外れたのか」が分かるようにしておく。
戦略は、最初から完璧に当てるためだけのものではありません。
仮説として示し、実行しながら確かめ、外れたなら次の一手へ修正していく。
私は、そういうものだと思っています。
・・もし、あなたが今、社員の方の動きが鈍いと感じておられるなら。
どうか、一度、確かめてみてください。
「私が向かおうとしている先を、社員は、自分の言葉で言えるだろうか」
社長と同じ言葉を、そのまま暗記できるかどうかではありません。
自分の言葉で、説明できるかどうかです。
もし、言えないとしたら。
それは、社員の理解力の問題ではないかもしれません。
まだ、示されていないだけかもしれないのです。
・・そして、これも申し上げておきたいのです。
示すことは、勇気の要ることです。
示した瞬間に、それは検証されるものになるからです。
それでも、示した会社だけが、次の場所へ進んでいかれます。
私は、そういう会社を、いくつも見てきました。
・・一人で、現在地とゴールと道のりを描くのは、難しいものです。
私は毎週のメルマガで、経営者の方が、ご自身の現在地と向かう先を、少し立ち止まって見つめるための手紙をお届けしています。
「本気の経営者に、本気の伴走を」
もしよろしければ、ご一緒できたら嬉しいです。
こちらから、ご登録いただけます。
https://www.reservestock.jp/subscribe/261097
それでは、本日も、素敵な1日をお過ごしくださいませ。
参考:三枝匡『決定版 閉塞企業を甦らせる』(KADOKAWA)
四ケ所秀樹
ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役
ナイスオン公式ブログ Vol. 1,140
2026/06/22
企業支援
学び
空学
2026/06/15
企業支援
学び
空学
2026/06/12
企業支援
学び
空学
2026/06/01
企業支援
学び
2026/05/18
事業100年の計
企業支援
2026/04/27
QBS
企業支援
学び