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2026/07/27

学び

書評

打ち手を探す前に、見たくない現実を見ていますか? 〜強烈な反省論が必要な理由とは〜

皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。

   

前々回は、目の前の問題ではなく、地面の下にある”モグラの巣”を見ること。

そして前回は、その巣を探すための一本の線として、”創る、作る、売る”のお話を、させていただきました。

   

売れないという現象の”巣”は、その手前の”創る”が欠けていることにある・・

そんなお話でした。

    

すると、ある方から、こう聞かれました。

「・・では、その”創る”は、どこから始まるんですか?」

とても、いい問いだと思いました。

    

本日は、そのお話です。

前回と同じ一冊、三枝匡さんの『閉塞企業を甦らせる』から、お届けします。

https://www.amazon.co.jp/dp/4041127963

   

・・さて。

新しいものを”創る”と言うと、多くの方が、アイデアやひらめきを思い浮かべます。

でも、私は、少し違うと思っています。

    

創ることは、まっさらな所からは始まらないのです。

むしろ、いま目の前にある現実を、ごまかさずに見るところから始まる。

私には、そう思えます。

    

では、その現実直視とは、どういうことか・・

三枝さんは、改革の出発点として、”強烈な反省論”を掲げています。

    

強烈な、反省論。

・・少し、厳しい言葉に聞こえるかもしれません。

    

でも、これは、誰かを責める話ではありません。

こういうことです。

  

うまくいっていない会社ほど、「なぜ、こうなったのか」を、本当の意味では見つめきれていない・・

三枝さんは、そう仰るのです。

    

もちろん、理由はいくらでも挙がります。

景気が悪い。

人が採れない。

あの取引先が・・

でも、それは、”外側”の理由です。

    

いちばん見たくないのは、「この結果に、自分自身の判断が、どう関わっていたのか」

・・ここです。

    

ここから、目をそらしている限り、どんなに立派な計画を立てても、動き出さない。

私は、この一節に、深く頷きました。

    

なぜなら・・

私は、これまで何度も、こういう場面を見てきたからです。

    

「うちの社員は、危機感が足りないんです」

そう、こぼされる経営者の方がいます。

お気持ちは、痛いほど分かります。

    

けれど私は、その言葉を聞くたびに、もう一つの問いを、心に浮かべています。

「社員が危機を感じられない、その状況に、経営者であるご自身は、どのように関わってきたのだろうか」

    

危機意識というものは、外から与えられるものではない、と。

「もっと危機意識を持て」

そう言われて、危機意識を持てた人を、私はあまり見たことがありません。

    

人が、本当に動き出すのは、「この状況に、自分は、どう関わっていたのか」

それが、自分の言葉で見えたときです。

    

他人事が、自分事に変わる。

その瞬間に、はじめて、”創る”の、最初の扉が開きます。

    

ですから、私は、お客さまの会社に伺っても、すぐに打ち手の話はしません。

「これをやりましょう」

「あれを変えましょう」

    

・・それは、まだ、早いのです。

   

その前に、ご本人が、ご自身の会社の現実を、逃げずに見つめる時間。

それを、何より大切にしています。

・・とはいえ。

    

これは、一人ではとても難しい。

    

自分のことは、いちばん見えないからです。

見たくないものからは、誰だって、目をそらしたくなります。

    

だから、そこに伴走者がいます。

伴走者の仕事は、答えを、渡すことではありません。

    

ご本人が、ご自身の現実に、静かに向き合えるように。

隣に、いること。

そして、待つことです。

     

・・ここで、一つだけ、正直に申し上げます。

    

私は、ご本人の中に、「なんとしても変える」という意思がなければ、伴走を始めることができません。

それは、冷たいからではありません。

    

   

主役は、いつも、経営者ご自身だからです。

伴走者が、答えを渡すことはできても、ご本人に代わって、現実を見ることはできないのです。

    

・・もし、あなたが今、なかなか、現状が変わらないと感じておられるなら。

どうか、一度、打ち手を探す手を止めてみてください。

    

そして、問うてみてください。

「この結果に、自分の、どんな判断が関わっていたのだろうか」

    

・・これは、つらい問いです。

でも、ここから目をそらさなかった経営者だけが、次の”創る”へと進んでいかれます。

    

そして、どうか覚えておいてください。

これは、ご自分を責めるための、問いではありません。

    

よりよい明日を、”創る”ための、いちばん最初の一歩なのです。

    

・・自分の現実を、一人で見つめるのは苦しいものです。

だから私は、毎週のメルマガで、その”最初の一歩”を、ご一緒する時間をお届けしています。

    

「本気の経営者に、本気の伴走を」

   

もしよろしければ、ご一緒できたら嬉しいです。

こちらから、ご登録いただけます。

https://www.reservestock.jp/subscribe/261097

それでは、本日も、素敵な1日をお過ごしくださいませ。

    

四ケ所秀樹

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役

ナイスオン公式ブログ Vol. 1,139

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

【経歴】
1998年3月
関西学院大学法学部政治学科 卒業

1998年4月
父親が経営する税理士事務所・経営支援会社に入社、経営の現場に従事

2011年11月
独立のため退職、「株式会社NICEON」を創業、代表取締役に就任
中小企業の意思決定に特化した経営支援を開始

2020年4月
ナイスオンホールディングス株式会社に商号変更
同年同月、叡知株式会社を設立、代表取締役に就任

2026年3月
九州大学ビジネス・スクール(QBS)修了、経営学修士(MBA)取得

【保有資格】
西研公認MGインストラクター

SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)

STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)

TOC-ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録

交流個性解析士

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