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2026/07/21

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学び

書評

売れないのは、売り方のせいではなく・・ある大前提が欠けているからかもしれません!

皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。

    

前回、”モグラの巣”のお話をさせていただきました。

目の前の問題は、”現象”にすぎない。

   

本当の問題は、地面の下にある”巣”の方にある・・

そんなお話でした。

    

ありがたいことに、何人かの方から声をかけていただきました。

そして、その多くが同じ問いでした。

   

「・・で、その巣は、どこを探せばいいんですか」

本日は、そのお話です。

    

前回と同じ一冊、三枝匡さんの『閉塞企業を甦らせる』からお届けします。

   

・・さて。

この本の中に、三枝さんが「改革の第一のフレームワーク」と呼んでいるものが出てきます。

とても、シンプルな言葉です。

   

創る、作る、売る。

たったこれだけです。

   

ただ、この三つは似ているようで、まったく別のものです。

   

“創る”は、まだ見えないものを生み出す仕事。

“作る”は、それを見える形にする仕事。

“売る”は、その形をお客さまに届ける仕事。

   

私には、この三つが、”見えないもの”が”見えるもの”に変わっていく道のりに見えました。

    

どんな会社も、この三つをぐるぐると回しています。

三枝さんは、こう書かれています。

  

企業の競争力の源泉は、「創る → 作る → 売る」のサイクルである、と。

そして・・

業績が振るわない会社では、このサイクルが、どこかで”断絶”している、と。

    

断絶。

私は、この言葉に、しばらく手が止まりました。

   

なぜなら・・

私がこの28年間、現場で見てきた景色と、あまりにも重なるからです。

   

たとえば、こんな会社があります。

売上が伸びない。

だから、

広告を、増やす。

営業を、増やす。

SNSを、始めてみる。

そして、値引きをする。

   

・・それでも。

思うように動かない。

   

なぜでしょうか。

私は、こう考えています。

   

売り方も、作り方も、どちらも”見えるもの”です。

だから、手を打ちやすい。

   

困ったとき、私たちはどうしても、見えるものから触ります。

でも・・

   

その手前にある”創る”は、見えません。

次の時代に、何を世に問うのか。

その”見えないもの”を生み出す仕事が、いつのまにか、社内から消えている。

   

・・売る前に。作る前に。

“創る”は、商売の大前提です。

   

そして私は、こうも思っています。

この大前提があるか、欠けているか・・

   

それは、その会社に「経営」があるかどうか。

そう言っても、過言ではないのではないか、と。

   

作ることも、売ることも、どの会社でも毎日、懸命に行われています。

それは、”事業”です。

   

でも・・

次に何を世に問うのかを、決める人がいなければ。

その会社には、事業はあっても・・

経営が、ないのかもしれません。

   

すると、どうなるか。

   

作るものが、少しずつ、時代とずれていきます。

時代とずれたものは、どんなに一生懸命売っても・・

売れないのです。

   

つまり。

「売れない」という目に見える現象の”巣”は、目に見えない場所にあることが、ある。

   

そういうことが、本当にあるのです。

・・もちろん、

断絶する場所は、会社によって違います。

  

三枝さんは、こんな例も挙げています。

営業の組織と、事業の部門が、別々に分かれている会社。

   

   

そこでは、「創る、作る、売る」のサイクルが断ち切られ、戦う力そのものが崩れていってしまう、と。

   

部署が違うだけで、話がつながらなくなる。

隣の部署が、何を考えているか分からなくなる。

    

・・思い当たること、ありませんか。

   

では逆に、このサイクルが速く、滑らかに回っている会社はどうなるのでしょうか。

   

三枝さんは、こう書かれています。

   

そこで働く人たちは、「お客さまを近くに感じる」

そして、

「事業の全体を、自分のものとして感じる」

   

・・私はここが、本当に大事だと思っています。

  

サイクルが回るというのは、効率の話ではありません。

働く人が、自分の仕事の先に、お客さまの顔を見られるかどうか。

   

自分の仕事が、会社全体のどこにつながっているかを、感じられるかどうか。

その話なのです。

   

だから私は、お客さまの会社に伺うとき、いつもこの一本の線を頭に置いています。

創る、作る、売る。

   

この会社は・・どこで躓いているのだろうか。

どこで、線が切れてしまっているのだろうか。

   

それが見えたとき・・

前回お話しした”巣”に、ぐっと近づきます。

   

もし、あなたが今、なかなか成果が出ないと感じておられるなら。

どうか、一度、ご自身の会社をこの三つで眺めてみてください。

   

「創る」・・

 まだ見えないものを生み出す仕事が、社内に生きているだろうか。

「作る」・・

 それは、ちゃんと見える形になっているだろうか。

「売る」・・

 その形は、お客さまに届いているだろうか。

   

・・そして、もう一つだけ。

   

もし、どこかで線が切れていたとしても・・

それは、誰かの能力が足りないからではありません。

   

ただ、つながりが細くなっているだけです。

つながりは、また結び直せます。

   

だから、大丈夫です。

・・とはいえ。

   

自分の会社の”切れ目”は、中にいるとなかなか見えないものです。

だから私は、毎週のメルマガで、その線を一緒にたどる時間をお届けしています。

   

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それでは、本日も、素敵な1日をお過ごしくださいませ。

   

四ケ所秀樹

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役

ナイスオン公式ブログ Vol. 1,138

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

【経歴】
1998年3月
関西学院大学法学部政治学科 卒業

1998年4月
父親が経営する税理士事務所・経営支援会社に入社、経営の現場に従事

2011年11月
独立のため退職、「株式会社NICEON」を創業、代表取締役に就任
中小企業の意思決定に特化した経営支援を開始

2020年4月
ナイスオンホールディングス株式会社に商号変更
同年同月、叡知株式会社を設立、代表取締役に就任

2026年3月
九州大学ビジネス・スクール(QBS)修了、経営学修士(MBA)取得

【保有資格】
西研公認MGインストラクター

SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)

STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)

TOC-ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録

交流個性解析士

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