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2026/06/22

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あなたの会社は、本当は、もう大丈夫かもしれません——”数字が怖い”の正体

皆さま、こんにちは。

ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。

    

先週、メルマガでこんなことを書きました。

「あなたの会社は、本当はもう、大丈夫かもしれません」と。

   

少し、大げさに聞こえたかもしれません。

本日は、その言葉の意味を、もう少しだけ丁寧にお話しさせてください。

    

「お客様が、減っているんです」

先日、ある経営者の方と、深く向き合う時間がありました。

    

とても、真面目な方です。

会社のことも、社員さんのことも、本気で背負っておられる。

    

その方は、絞り出すようにこうおっしゃいました。

    

「お客様が、減っているんです」

「もっと、何か手を打たなければと思うんです」

「でも、何をしたらいいのか分からなくて」

    

不思議なことに・・

決算書よりも先に、”不安”の方が大きくなっていました。

    

数字をきちんと見る前から、もう苦しかったのです。

    

ところが、数字を開いてみると

ところが、です。

    

その方と、ひとつずつ数字を確認していくと・・

会社は、むしろ健やかでした。

    

ちゃんと、お金は残っている。

支払うべきものは支払えている。

返すべきものも返せている。

    

「悪い」と思い込んでいたのは、会社ではありませんでした。

数字の”見方”の方だったのです。

    

「利益」と「お金」は違います

ここで、少しだけ専門的な話をさせてください。

   

実は・・

「利益が出ている」ことと、「お金が残っている」ことは、まったく別のお話です。

    

決算書の上では赤字に見える。

けれど、手元のお金はむしろ増えている。

   

そんなことが、現場では本当に起こります。

それは、なぜか。

    

たとえば、減価償却。

帳簿の上では、「費用」として計上されていても、今、そのお金が外へ出ていくわけではありません。

   

だから・・

「赤字だから、危ない」

「黒字だから、安心」

    

決算書のいちばん下の、たった一行ですべてを判断してしまうと、現実を見誤ります。

   

    

本当に見るべきなのは、まず、”お金が増え続けているかどうか”。

    

私は28年もの間、決算書を見続けてきました。

自分でも「決算書オタク」と名乗るほどです。

    

その私が、断言できることがひとつあります。

数字には、二種類あるのです。

    

ひとつは、あなたを「責める数字」。

もうひとつは、あなたを「守ってくれる数字」。

    

現金残高。

借入を返していく余力。

仮に売上がゼロになったとして、あと何ヶ月、会社を続けられるか。

     

こうした数字は、あなたを守ってくれる数字です。

    

    

なのに、多くの経営者の方が・・

“責める数字”だけを見つめて、苦しんでおられる。

    

本気の人ほど、「できていないこと」を数える

なぜ、そうなるのでしょうか。

   

私は思うのです。

本気の方ほど・・

「できていないこと」ばかりを数えてしまう、と。

    

できていることは、当たり前。

できていないことだけが、目に刺さる。

    

それは、能力の問題ではありません。

不安なのです。

誰よりも本気だから。

    

そして、その不安は・・

いいかげんな人には、決して訪れません。

    

夜、ふと胸がざわつく。

「このままで大丈夫だろうか」と。

    

もし、皆さまの中にも、そういう夜がある方がいらしたら・・

それはきっと、皆さまが本気で背負っている証なのです。

    

数字は、あなたの味方です

だから本日は、これだけはお伝えしたいのです。

    

数字は・・

あなたを、責めるためにあるのではありません。

    

本当は、「ここさえ守れていれば大丈夫」と、あなたを安心させてくれる味方なのです。

    

私が大学院で書いた修士論文の、中心概念「OFA(組織的失敗回避)」。

    

その柱のひとつに、「撤退基準を先に決めておく」という考えがあります。

    

どこまでいったら、退くのか。

何を守れていれば、あとは前に進んでいいのか。

    

これは、裏を返せば・・

「ここさえ守れていれば大丈夫」という、安心の線を先に引いておくことでもあるのです。

    

守るべき一線が見えていれば、それ以外のことで、いちいち心を削られなくて済む。

数字は、その一線を教えてくれます。

     

できなかったことを、数える前に

できなかったことを、数える前に。

本日は、できたことをひとつ、味わってみてください。

   

お給料を、無事に支払えた。

お客様が、来てくださった。

今日も、会社が続いている。

    

当たり前のように感じてしまうかもしれませんが、それは、皆さまが守り抜いてきたものです。

    

胸の真ん中に、もう一度、「まだ残っているもの」への感謝が戻ってきたとき・・

    

人は、不思議と「失う怖さ」よりも、「守りたいもの」の方が見えるようになります。

    

そして、覚悟が決まる。

    

覚悟が決まれば・・

あとはもう、決められる。

    

先週、私はこのブログで、「手放しても、大切なものは無くならない」と書きました。

安心があって、初めて人は手放せる、と。

   

本日のお話も、まったく同じ場所につながっています。

    

うちの会社は、健やかだ。

そう、心の底で信じられること。

その”安心”が、すべての土台にあるのです。

    

最後に

皆さまの会社は、本当はもう大丈夫かもしれません。

    

どうか、その健やかさに、皆さまご自身がいちばん最初に気づけますように。

    

ただ・・

正直に、申し上げます。

その”安心”に、たった一人でたどり着くのは、なかなか難しいことです。

   

あの経営者の方も、一人では自社の健やかさに気づけませんでした。

   

数字を、誰かと一緒に見たから。

はじめて、「ああ、大丈夫だったんだ」と、肩の力が抜けたのです。

    

だから、人には「場」が必要なのだと思います。

いきなり、大きな一歩でなくていいのです。

    

たとえば・・

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ぜひ、深呼吸なさってください。

    

     

あなたは、思っているよりずっと、ちゃんとやれています。

   

そして、あなたの会社も、思っているよりずっと、健やかかもしれません。

少しでいいですから、いつもと違った見方をしてみてください。

   

それでは、素敵な1日をお過ごしくださいませ。

    

四ケ所秀樹

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役

ナイスオン公式ブログ Vol. 1,136

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)

ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

【経歴】
1998年3月
関西学院大学法学部政治学科 卒業

1998年4月
父親が経営する税理士事務所・経営支援会社に入社、経営の現場に従事

2011年11月
独立のため退職、「株式会社NICEON」を創業、代表取締役に就任
中小企業の意思決定に特化した経営支援を開始

2020年4月
ナイスオンホールディングス株式会社に商号変更
同年同月、叡知株式会社を設立、代表取締役に就任

2026年3月
九州大学ビジネス・スクール(QBS)修了、経営学修士(MBA)取得

【保有資格】
西研公認MGインストラクター

SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)

STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)

TOC-ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録

交流個性解析士

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