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皆さま、こんにちは。
ナイスオンホールディングスの四ケ所秀樹です。
28年の間・・
ずっと、中小企業の現場を見てきました。
そして、たくさんの経営者の方々と対話してきました。
その中で、ずっと気になっていたことがあります。
「自分の経験を、もっとうまく社員に伝えられたら」
「組織を、もっと自走させられたら」
・・そう願う経営者の方は、本当に多いのです。
そして、その方々は、きちんと分かっていらっしゃる。
何が足りないか。
何をすればいいか。
たとえば、こんなふうに・・
「個人の頭の中にある経験や判断を、誰でも使える組織の仕組みに変えていかなければ」
「考えなきゃいけない」
「言語化しなきゃいけない」
「仕組みにしなきゃいけない」
ええ、おっしゃる通りです。
経営学的に言うなら、これは「SECIモデル」と呼ばれる、暗黙知から形式知への転換プロセスであり、組織が学び続けるための、最も重要な装置の一つです。
でも、ここで、不思議なことが起きるんです。

理屈は、もう、わかっている。
でも、ここで止まる。
「考えろ、と言われても・・何を?」
「言語化しろ、と言われても・・どこから?」
「仕組みにしろ、と言われても・・どうやって?」
ここで、止まるのです。
私が28年の間、現場を見続けて、最も多く目にしてきた瞬間は、これでした。
数字が悪い経営者ではありません。
ビジョンが弱い経営者でもありません。
「理屈はわかっている」のに、動けない経営者。
その方々の止まる場所は、いつも同じでした。
「在り方」と「やり方」の、間。
少し、ご一緒に考えてみてください。

世の中には、たくさんの経営者向けの「学びの場」があります。
それを大きく2つに分けると、こうなります。
① 「やり方」を教える場
研修。コンサル。ビジネス書。ノウハウ系のセミナー。
具体的なツール、フレームワーク、手順を学ぶ場です。
② 「在り方」を問う場
メンタリング。哲学的対話。コーチング。
経営者の内側、価値観、信念に光を当てる場です。
どちらも、大切な場です。
私自身、どちらの恩恵も受けてきました。
しかし・・
ふと立ち止まって考えてみると、こう気づくのです。
世の中の場の多くは、このどちらかに偏っている。
「やり方を教える」場で在り方の話をすると、無粋とされる。
「在り方を問う」場でやり方の話をすると、嫌がられる。
その結果、何が起きているか。
「在り方」と「やり方」の “間” は、空白のまま残っているのです。
そして、その空白こそが・・
経営者の方々が、本当に止まる場所だったのではないか。
私は、そう思うようになりました。
少し、抽象的に聞こえたかもしれません。
具体的に、お話しします。
私が、九州大学ビジネススクールで書いた修士論文の中心概念に、「OFA(Organizational Failure Avoidance:組織的失敗回避)」というものがあります。
これは、経営者の意思決定が「致命的な失敗を、同じ構造で繰り返す」のを避けるための、伴走型支援の概念です。
その核心には、3つの要素があります。
理屈としては、極めてシンプルです。
ですが・・
ここから先が、本当に難しい。
たとえば、「判断の前提を言語化する」と言ったとき。
経営者の頭の中では、何が起きているのか。
それは、これまでの経験から立ち上がる、いくつもの暗黙の前提が折り重なった、一瞬の総合判断です。
それを、社員にどう伝えるか。
ノートに書けばいいのか?
言葉で説明すればいいのか?
・・どちらも、半分しか届きません。
なぜなら、「判断の前提を言語化する」という行為は、教科書には書かれていない、実装の技術だからです。
私はこれを、翻訳の技術と呼んでいます。
経営者の頭の中(暗黙知)を、組織の動き(形式知)へと、橋渡しする技術。
この「橋渡し」を、誰がやるのか。
どこで学ぶのか。
ここに、世の中の場が、なかなか手を伸ばしてこなかったのです。
私自身、何度も、この壁にぶつかってきました。
理屈はわかっている。
経営者の方々が、ここで止まる理由も、わかる。
でも、「では、どうすればいいのか?」を、私は、長く、言語化できずにいました。
そして、ある時、ようやく気づいたのです。
必要なのは、「教える場」でも、「問う場」でもない。
「翻訳の場」だ、と。
翻訳とは、何か。
経営者の方が「ここで止まる」と感じた、その瞬間の前提を一緒に取り出すこと。
そして、その前提を、社員と共有できる言葉に、一緒に置き換えること。
さらに、その言葉を、現場で機能する型に、一緒に組み上げること。
これは、一人でやろうとすると、できません。
本を読んでも、できません。
セミナーで一晩学んでも、難しい。
なぜなら、翻訳は、対話の中でしか起きないからです。

そして、その翻訳ができる「人」と、翻訳ができる「場」が、必要なのです。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
実は、この記事は・・
私が今、本気で取り組んでいる、ある実践塾の前提を、皆さまと一緒に確認するために書きました。
7月末から、組織ドクター・杉本智さん(株式会社JOY代表)と一緒に、6ヶ月の実践塾を始めます。
タイトルは、こうです。
「売上と従業員幸福度が、両方上がり続ける組織の作り方」
——社長がいなくても回る組織の、最初の一歩を——
杉本さんは、私が知る中で、「思想を、現場の動きに変える技術」を、最も完成されたカタチでお持ちの方です。
つまり、私が冒頭から書いてきた「翻訳の技術」を、現場で使える具体的な道具として、体系化されている方。
そして、私は・・
「思想・伴走・意味づけ」の側に立ちます。
私と杉本さんの役割分担は、こうです。
杉本さん:実装・構造化・仕組み化
四ケ所 :思想・伴走・意味づけ
この2つが揃って、初めて「翻訳の場」が成立します。
社長+幹部2名(右腕・左腕となる人財)の、3名一組でのご参加が原則。
10社限定で、6ヶ月、ともに走ります。
詳細は、こちらのページに、私の覚悟も含めて、すべてまとめました。
https://www.reservestock.jp/events/MDQ3OTJhY2UxM
「もう少し、内容を詳しく聞いてから決めたい」という方には、私が直接オンラインで応対する、30分の個別相談(無料) もご用意しています。
同じページから、お申込みいただけます。
経営者の皆さま。
「考えろ・言語化しろ・仕組みにしろ」・・
この3つの言葉に、追われていらっしゃいませんか。
理屈は、わかっている。
でも、動けない。
それは、皆さまの能力の問題でも、覚悟の問題でも、ありません。
「間」を埋める場所が、まだ、世の中に少ないだけなのです。
その「場」を、私たちがお創りいたします。
場創りのナイスオン!
本領発揮でございます!!
もし、ここに書いたことが、皆さまの中の何かと響いたなら・・
ぜひ一度、お話しさせてくださいませ。
四ケ所秀樹
ナイスオンホールディングス株式会社 代表取締役
ナイスオン公式ブログ Vol. 1,133
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