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2020/02/02

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【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜損益分岐点比率を考える〜

皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。


昨日のブログでは、自己資本比率を使うのであれば、まずは、貸借対照表の左側から、【含み損】を取り除くことが大事だとお伝えさせて頂きました。


昨日のブログは、こちらです。
【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜自己資本比率を考える〜


その中で、自社の目標として自己資本比率を使うのは良いですが、他社の信用度を計る指標としては、その使用に疑問を投げかけました。


他社の貸借対照表の左側に、【含み損】があるかどうか、正確なことを知る由はありません。


つまり、自己資本比率だけで、安全であるかどうかを判断することは危険だと思うのです。


それでは、今日のブログです。



損益分岐点比率を考える

【率】シリーズの最後は、損益分岐点比率について考えてみたいと思います。


まずは、Wikipediaにて、損益分岐点比率について調べてみました。


下記は、その内容の一部を抜粋させて頂いたものです。


損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高


損益分岐点を用いて経営分析することを「損益分岐点分析」という。損益分岐点分析は、古くからの経営分析手法であり、直観的に理解しやすいので、今日でもよく使用される。


損益分岐点比率が小さいほど収益性が高く、かつ売上減少に耐える力が強いことを意味し、経営が安定していると判断される。8割程度がよいとされるが、実際には9割を少し上回る程度の業種が多い(業種によって異なる)。


以上が、抜粋させて頂いた内容ですが、少しだけ、例に出してご説明させて頂きますね。


最後の方に書かれている【8割程度がよい】というのは、損益分岐点比率が約80%という状態です。


例えば、売上が1億円だったとすると、1億円×80%=8千万円が損益分岐点売上高となります。


つまり、もし仮に、売上が2千万円減って8千万円になったとしても、赤字にはならないということです。


なので、【まずは、8千万円を超えよう!】みたいなスローガンになったりします。


しかし・・・


売上が増えたからといって、利益が増えるわけではありません。


逆に、売上が減ったからといって、利益が減るわけでもありません。


だからこそ、売上高を、経営分析の指標にすることは間違っているのではないか・・・?


それが、一昨日のブログの内容でした。
【率】による経営判断は正しいと言えるのか? 〜売上高経常利益率を考える〜


では、損益分岐点比率は、どう使えば良いのでしょうか?



損益分岐点比率は、販売数量にかけ算して使うもの

私は、幸運なことに、西研究所の西順一郎先生とのご縁により、ものすごくシンプルに、数字を捉えることが出来るようになりました。


そして、シンプルであればある程、本質に近いのだという気づきを頂きました。


西先生の元で学ばせて頂いている皆さまは、損益分岐点比率を、次のように計算します。


損益分岐点比率=固定費(F)÷粗利総額(MQ)×100


例えば、固定費が1億円、粗利総額が8千万円だとすると、損益分岐点比率は125%になります。
*赤字企業は、必ず、損益分岐点比率は3桁になります。


そして、ここからが、大切なポイントです。


売上高に、損益分岐点比率をかけ算して、【いくらまでなら大丈夫・・】なんていうことは一切しません。


私たちは、損益分岐点比率は、【販売数量にかけ算】することで、初めて【意味のある数字】になることを教わっています。


先ほどの例に、話を戻しますね。


固定費が1億円、粗利総額が8千万円、そして、売上高が3億円、販売数量が1万個だったとします。


だとすると、1万個×125%=1万2千500個という数字が計算できます。


つまり、黒字化するまでに、【販売数量が2,500個足らない】のです。


決して、3億円×125%=3億7,500万円だからといって、【売上高が7,500万円足らない】のではありません。


今の売価を守りながら、【あと2,500個】売ることが求められているのです。


如何でしょうか?


率でも、売上でもなく、販売数量に着目する。





あと何円?ではなく、あと何個?を問いかける。


ものすごく具体的な数字ですし、より具体的な戦術がイメージできますよね。


率の経営ではなく、額の経営へ!


【率】シリーズは、いったんこれで終了になります。


これから、もっともっと学んでまいりますので、訂正などが出てきましたら、続きを書いていきたいと思います。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願いします。


ブログ筋トレVol.301

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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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