2022/02/16
TOC
全体最適思考
ブログ筋トレ
2021/03/27
TOC
皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。
昨日のブログでは、物事を、モノとコトに分けて考えることをお伝え致しました。
昨日のブログは、こちらです。
物事は、モノとコトに分けて考えましょう!
モノには、本末あり。
コトには、終始あり。
本末は、末がくることで、循環しません。
終始は、終わりがあることで始まりがあり、循環します。
だからこそ、モノは成り、コトは為すことが大切です。
こういった考え方を軸にしておくと、相対(他人との比較)ではなく、絶対(自分が自分であること)な価値に気がつきやすいですね。
それでは、今日のブログです。
今日は、材料の値段が高かったので、仕入れませんでした・・
こういう言葉を、よく耳にします。
材料が高い=仕入れをしない。
この根底にあるのは、材料は安い方が儲かる・・といった類いの考え方ですよね。
例えば、同じ材料なら安い方が良いですし、いつも100円で仕入れているものが110円なら買わない・・
そんな感じです。
でも・・
これって、本当でしょうか?
100円で仕入れていたものを、110円で仕入れたら儲からないのでしょうか?
確かに、1品あたりから得られる粗利は減りますよね。
売価200円−原価100円=粗利100円
売価200円−原価110円=粗利90円
上記のような計算になりますので、これは間違いなさそうです。
ただ、これは、机上での計算です。
私たちは、お客さまが買ってくださらない限り、この粗利を実際に得ることはできません。
つまり、買って下さる商品があって、初めて粗利というものは生まれるのです。
先ほどの2つの計算式に戻り、もし仮に、110円だったから材料を仕入れなかったとすると、お客さまは、その商品を購入できませんので、粗利は0円です。
計算した粗利、100円と90円を比べること・・これは、自己主義。
まずは、お客さまが購入して下さる商品を準備すること・・これは、相手主義。
また、計算でも、その相関関係がないことが分かります。
*相関関係:原価を下げることと、儲かることの関係性
儲けを利益とするならば、利益は、粗利【総額】−固定費で計算します。
そして、この粗利総額とは、1品当たりから得られる粗利が、【何個】売れたのかによって、計算します。
つまり、1品当たりの粗利が大きいか、小さいか・・は、利益との相関関係はありません。
影響を与える要因の1つに過ぎないのです。
自社が儲からないのは、何故なのか・・
実は、気がつかないうちに、自分たちの首を自分たちで絞めていることがあります。
そして、このことを思考制約というのですが、自分たちでは気がつかないので厄介です。
ぜひ、他者からの意見などを参考に、柔軟に自社を見つめてみて下さいね。
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
ブログ筋トレVol.720-1