ブログ筋トレ

           

2021/03/27

TOC

原価を下げたのに儲からない理由・・

皆さま、こんにちは!ナ.イ.ス.オ.ン株式会社の四.ケ.所.秀樹です。


昨日のブログでは、物事を、モノとコトに分けて考えることをお伝え致しました。


昨日のブログは、こちらです。
物事は、モノとコトに分けて考えましょう!


モノには、本末あり。


コトには、終始あり。


本末は、末がくることで、循環しません。


終始は、終わりがあることで始まりがあり、循環します。


だからこそ、モノは成り、コトは為すことが大切です。


こういった考え方を軸にしておくと、相対(他人との比較)ではなく、絶対(自分が自分であること)な価値に気がつきやすいですね。


それでは、今日のブログです。



原価を下げたのに儲からない理由・・

今日は、材料の値段が高かったので、仕入れませんでした・・


こういう言葉を、よく耳にします。


材料が高い=仕入れをしない。


この根底にあるのは、材料は安い方が儲かる・・といった類いの考え方ですよね。


例えば、同じ材料なら安い方が良いですし、いつも100円で仕入れているものが110円なら買わない・・


そんな感じです。


でも・・


これって、本当でしょうか?


100円で仕入れていたものを、110円で仕入れたら儲からないのでしょうか?


確かに、1品あたりから得られる粗利は減りますよね。


売価200円−原価100円=粗利100円


売価200円−原価110円=粗利90円


上記のような計算になりますので、これは間違いなさそうです。


ただ、これは、机上での計算です。


私たちは、お客さまが買ってくださらない限り、この粗利を実際に得ることはできません。


つまり、買って下さる商品があって、初めて粗利というものは生まれるのです。


先ほどの2つの計算式に戻り、もし仮に、110円だったから材料を仕入れなかったとすると、お客さまは、その商品を購入できませんので、粗利は0円です。


計算した粗利、100円と90円を比べること・・これは、自己主義。


まずは、お客さまが購入して下さる商品を準備すること・・これは、相手主義。


また、計算でも、その相関関係がないことが分かります。
*相関関係:原価を下げることと、儲かることの関係性


儲けを利益とするならば、利益は、粗利【総額】−固定費で計算します。


そして、この粗利総額とは、1品当たりから得られる粗利が、【何個】売れたのかによって、計算します。


つまり、1品当たりの粗利が大きいか、小さいか・・は、利益との相関関係はありません。


影響を与える要因の1つに過ぎないのです。


自社が儲からないのは、何故なのか・・


実は、気がつかないうちに、自分たちの首を自分たちで絞めていることがあります。





そして、このことを思考制約というのですが、自分たちでは気がつかないので厄介です。


ぜひ、他者からの意見などを参考に、柔軟に自社を見つめてみて下さいね。


今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。


今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。


ブログ筋トレVol.720-1


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この記事を書いた人

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹

四ケ所 秀樹(しかしょ・ひでき)
NICE ON株式会社(ナイスオン)代表取締役。
「粗利最大化」と「粗利最速化」を信条に、1年後の利益幅を最大97.5倍にした他、直近では、300万円の利益だった企業の教育を担い、5年間で1億円の利益にまで引き上げた実績を持つ。

MG開発者の(株)西研究所西順一郎氏、そして、(株)ソフトパワー研究所清水信博氏に師事し、企業の健康を司る【氣(社風)・血(お金)・水(業務フロー)】に関する社内研修を展開している。

【これから100年を志す企業を、絶対に守り切る土台づくり】を使命とし、赤字スパイラルから黒字スパイラルへの思考のシフト、全体最適思考の経営を指導している。

1974年佐賀生まれ。関西学院大学法学部卒。

保有資格
■西研公認MGインストラクター
■SP研公認最上級TOCインストラクター(日本第1号資格取得者)
■STR認定コミュニケーションマスター(世界第1号資格取得者)
■TOC‐ICO国際認定 思考プロセスジョナ登録
■交流個性解析士

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